1.高輪ゲートウェイ『Restaurant Karyon(レストラン カリヨン)』 駅徒歩4分で得られる隠れ家感。圧巻の空間と気取らぬ価格のさじ加減がちょうどいい
『Restaurant Karyon(レストラン カリヨン)』:屋久杉で造られたテーブルやダイナミックなドライフラワーなど、自然のぬくもりを感じさせる品であふれる店内
『Restaurant Karyon(レストラン カリヨン)』(高輪ゲートウェイ/フレンチ(フランス料理))があるのは第一京浜に面して立つオフィスビルの1F、という少々意外性のあるロケーション。
だが、一歩中に入れば天井の高い空間が広がり、そこは屋久杉で造られたテーブルやダイナミックなドライフラワー、四季の山々を描いた絵画など、自然のぬくもりを感じさせる品で満ちている。
『Restaurant Karyon(レストラン カリヨン)』:「ヤリイカと白いんげんのサラダ」
シェフの山田康平さんが掲げる料理のコンセプトは「軽さと華やかさ」。
自身の出身地である愛知県産の食材を積極的に取り入れ、特に野菜は新城市で100品種以上を無化学肥料・無農薬で育てる農園「スフィーダ」のものが大半。
いきいきとした野菜の味わいを慈しみつつ、フランス料理ならではの確かな技術から生み出されるソースや、端麗な盛り付けで仕上げる。
洗練と寛ぎとが共存する佳店が誕生した。
『Restaurant Karyon(レストラン カリヨン)』(高輪ゲートウェイ/フレンチ(フランス料理))について詳しく知りたい方はこちらの記事もおすすめ。
高輪ゲートウェイ『Restaurant Karyon(レストラン カリヨン)』。駅徒歩4分で得られる隠れ家感。圧巻の空間と気取らぬ価格のさじ加減がちょうどいい
2.銀座『CADRAN(カドラン)』 銀座の夜をドラマティックに盛り上げるなら、時計塔の真正面でシャンパンという解がある
『CADRAN(カドラン)』:店名は、フランス語で「文字盤」という意味。テラスの中央に陣取れば、あの文字盤がすぐ目の前に
『CADRAN(カドラン)』(銀座/フレンチ(フランス料理))があるのは、「和光」の斜向かいに立つビルの7階という好立地だけに、銀座の街の中心を高い位置から一望できる。テラスにはもちろんヒーターも完備しているから、肌寒い時季でも大丈夫。
『CADRAN(カドラン)』:日本全国の名産地の生牡蠣を、富山湾の海洋深層水で浄化した「8th Sea Oyster」をシャンパンの名パートナーとして常時オン・メニュー。「本日のフレッシュ・オイスター」2,500円(3ピース)なら、産地の異なる3種類を食べ比べできる
フードメニューは、ミネラリーな生牡蠣、ブラックキャビア、フロマージュといった“シャンパン・コンシャス”なものもあれば、和牛のパティを使ったクラシックなバーガーやフレンチフライ、生ハム、レバーパテなど、ワインやビールを片手に気軽につまめるポピュラーな品もあり幅広い。
店内にはテラスのほかバーカウンター、落ち着いたテーブル席とグループで使える個室も完備。
ランチからアペロ、ディナー、2軒目とさまざまなシチュエーションに寄り添う、実に使える一軒だ。
『CADRAN(カドラン)』(銀座/フレンチ(フランス料理))について詳しく知りたい方はこちらの記事もおすすめ。
時計塔の真正面の『CADRAN(カドラン)』は銀座の夜をドラマティックに盛り上げる!
3.外苑前『THE CARNE tokyo(ザ カルネ トウキョウ)』 肉好きの大人が辿り着くのは、銘柄牛を「味わいで選ぶ」という愉悦
『THE CARNE tokyo(ザ カルネ トウキョウ)』:賑やかな青山通りからすぐ、ビルの奥まったスペースに潜む隠れ家的シチュエーションにも心惹かれる。暖かくなってきたら表のテラス席でのランチもお洒落。シガーバーも併設している
セレブリティな青山の街。そのビルの狭間に昨年秋、大人のオールデイラウンジ『THE CARNE tokyo(ザ カルネ トウキョウ)』(外苑前/イタリアン(イタリア料理))が密やかに誕生した。
イタリア語で肉の意味を持つ店名通り、特注の石窯で焼く和牛の数々が『THE CARNE tokyo(ザ カルネ トウキョウ)』(外苑前/イタリアン(イタリア料理))のスペシャリテ。
それらを、窯の様子を窺いつつ400~500度の高温で焼き上げるのは、食材のスペシャリストとして様々なレストランを立ちあげてきた食の仕掛人、オーナーシェフの渡邉 明さんだ。
『THE CARNE tokyo(ザ カルネ トウキョウ)』:全国の畑を訪ね歩く中、知り合った畜産農家から仕入れている厳選和牛達。いずれもA5ランクの牛肉ばかりだ。上.最上級のサシで別格のくちどけ「飛騨牛」。左.中.かつてないさっぱりした脂「鳥取牛オレイン55」。右.肉の深い旨みを味わう「石垣牛」
曰く「鳥取和牛はオレイン酸が多いので脂の口溶けが良い一方、飛騨牛はサシの入った厚みのある味わいが魅力。石垣牛は赤身の肉に旨みがあって柔らかく、お米を食べて育った豊後牛は肉に甘みがありますね」とのこと。
部位もランプやヒレなど赤身系を中心にラインナップ。好みの肉を選ぶも一興だろう。
『THE CARNE tokyo(ザ カルネ トウキョウ)』(外苑前/イタリアン(イタリア料理))について詳しく知りたい方はこちらの記事もおすすめ。
外苑前『THE CARNE tokyo(ザ カルネ トウキョウ)』。肉好きの大人が辿り着くのは、銘柄牛を「味わいで選ぶ」という愉悦
4.新富町『オルタンシア』 8年間の空白を経て、新富町で再始動したシェフに熱視線が注がれている
『オルタンシア(Hortensia)』:24歳で料理の世界へというスロースターターながら代官山『タブローズ』などで研鑽を積み『ブリーズ・オブ・トウキョウ』では総料理長を。さまざまな商品開発も手掛けている
2010年に麻布十番に開店し、高い人気を博していたフレンチレストラン『オルタシア(Hortensia)』(麻布十番/フレンチ)。
2015年にクローズしたのち、シェフの古賀哲司さんは表舞台から姿を消したため「古賀シェフの料理を再び味わいたい……!」と願い、その行方を探すファンも少なくなかった。
実は、その間は商品開発やコンサルタントといった裏方的な仕事で辣腕を振るっていたのだが、それと並行して理想の物件を粘り強く探し続けていたのだという。
『オルタンシア(Hortensia)』:「飛騨牛 桑のつちごぼうとコンソメ 生山葵のアンフュージョン」
そして、2023年。ついに「ここでなら」と思える場所を見つけ、12月に新たなステージをオープンした『オルタンシア(Hortensia)』(新富町/フレンチ(フランス料理))。
「フランス料理の要は凝縮」というポリシーを軸に、日本の食文化で培われた固有の食材やさまざまな旨みの要素を縦横無尽に融合させた“古賀料理”は、イノベーティヴと表現するに相応しい。
白ワインで洗い糖分を纏わせた昆布で締めたフィレ肉が主役の「飛騨牛 桑のつちごぼうとコンソメ 生山葵のアンフュージョン」。
すべてコース(25,000円)の一例。
『オルタンシア(Hortensia)』(新富町/フレンチ(フランス料理))について詳しく知りたい方はこちらの記事もおすすめ。
新富町『オルタンシア』。8年間の空白を経て、新富町で再始動したシェフに熱視線が注がれている
5.銀座『PLEIN 銀座本店(プランギンザホンテン)』 外堀通り沿いにして天空の隠れ家。こなれたフレンチの使い勝手に歓喜する
『PLEIN 銀座本店(プランギンザホンテン)』:ビルの9階から最上階の12階は木造建築というユニークな新築ビルの9階にオープン。見晴らしの良いテラスバーも併設。銀座でかつてない開放感がたまらない
ボリュームたっぷりの骨太料理で表参道界隈の大人に愛されてきた『Bistro plein』がその旗艦店を銀座に移転。
昨年12月にオープンした『PLEIN 銀座本店(プランギンザホンテン)』(銀座/フレンチ(フランス料理))では、従来のビストロ的テイストにガストロノミックな要素を加味、オープンキッチンのスタイリッシュな店内で新たな展開を楽しませてくれる。
『PLEIN 銀座本店(プランギンザホンテン)』:「オマール海老のブイヤベース仕立て」
コースには野菜のパフェやオマール海老のブイヤベースなど以前からの人気メニューも、よりブラッシュアップして健在。
伝統の味をベースにしつつ、細やかな手間暇から生まれる繊細な味わいが魅力だ。それでいて、銀座のこの立地でコース11,500円~という価格設定。
「オマール海老のブイヤベース仕立て」。
クラシックなソースアメリケーヌをベースに、魚のクネルをメレンゲ仕立てにして合わせ、軽やかさを演出。
大人が使いたくなる絶妙な一軒、手札のひとつに加えたい。
『PLEIN 銀座本店(プランギンザホンテン)』(銀座/フレンチ(フランス料理))について詳しく知りたい方はこちらの記事もおすすめ。
銀座『PLEIN 銀座本店(プランギンザホンテン)』は外堀通り沿いにして天空の隠れ家。こなれたフレンチの使い勝手に歓喜する
6.中目黒『中目黒焼肉 登牛門』 心ゆくまで肉を食べ、酒を飲む日に向かいたい!万札1枚で事足りる「オールインクルーシブ」な焼肉登場
『中目黒焼肉 登牛門』:“のめろー”とは飲めるロースの略で、こちらは仙台牛。ネギとよく混ぜて焼く。写真はすべて4人分(リブロースは2人分)。飲み放題はワインやビールなど種類も豊富
12品9,900円で飲み放題付という驚異のコストパフォーマンスでじわじわとリピーターを集めている『中目黒焼肉 登牛門』(中目黒/焼肉・ホルモン)。
タン元、タン中、タンゲタの「3種タンの食べ比べ」から艶やかな光沢が鮮度の良さを物語る「極鮮レバー」、そして卵黄ダレにつけて頂く「リブロースの焼きすき」……。デザートの杏仁豆腐に至るまで怒涛の12品が登場するコースを、なんと9,900円で楽しめる。
『中目黒焼肉 登牛門』:ビルの地下にあるシックな店内。一度来店すると会員になり、来店回数によってランクがアップ。それに応じた裏特典を受けられる
それもお酒のフリーフロー付き!という驚異のコストパフォーマンスでじわじわとリピーターを集めているのが、昨年11月にオープンした、焼肉通になるための登竜門ならぬ『中目黒焼肉 登牛門』(中目黒/焼肉・ホルモン)だ。
「これから展開予定の高級焼肉店の、入門編としてまずはお試しいただければ」とは、店長の山本章貴さん。
牛もA5ランクの黒毛和牛のみと厳選するほか、塩、味噌、醤油と部位別に用いるタレにもひと工夫。赤ワインを加えるなど、ホテルでの経験もある料理長ならではのセンスが光る。
懐具合を気にすることなく肉の愉悦に浸りたい。
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