2024年01月17日
東京の街を沸かす、話題の新店5選。一杯3,500円の至高のラーメンも登場!
麻布台に移転オープンしたフレンチの実力店に、香港で人気のジャパニーズレストラン。
東カレ未踏の地のフレンチ、二ツ星店が手掛けたラーメン、神楽坂の焼き鳥……魅力あふれる新しき名店がこちら!
1.7年間でその実力を知らしめたフレンチが、麻布台の地でさらなる高みへ 『レストランローブ』@六本木一丁目
『レストランローブ』:シャンパーニュの泡をイメージした壁のデザインは、東麻布時代と変わらぬ意匠に。卓上のオーナメントは、今橋さんが信頼を置く金沢のクリエイティブ集団「secca」の作品
2016年に東麻布のマンションの2階にオープンし、2年目には早々に一ツ星を獲得するなど着々と評判を高めてきた『レストランローブ』(六本木一丁目/フレンチ(フランス料理))が、創業8年目を迎えるタイミングで移転、グレードアップを果たした。
新天地は、六本木・虎ノ門・麻布台いずれにも近いエリアに立つオフィスビルという意外なロケーション。
だが、濃紺のファサードに出迎えられて店内に足を踏み入れれば、圧倒的な非日常感に包まれる。
『レストランローブ』:広く、機能的になったキッチンで腕を振るう今橋さん。東麻布の店同様に、ほぼすべてのテーブルから厨房で立ち働くスタッフの姿を望め、ライブ感ある雰囲気に心躍る
オーナーシェフの今橋英明さん、パティシエの平瀬祥子さんのクリエイティビティにもより磨きがかかった。
自然の情景を皿に投影したかのような美しい品々がゲストを魅了。
そして、ソムリエの石田 博さんの選ぶワインがそれらの味わいをより深めてくれる。
『レストランローブ』(六本木一丁目/フレンチ(フランス料理))について詳しく知りたい方はこちらの記事もチェック。
7年間でその実力を知らしめたフレンチ『レストランローブ』が、麻布台の地でさらなる高みへ!
2.香港から逆輸入の高感度なダイニングが、居酒屋の概念を変える! 『CENSU TOKYO(センストウキョウ)』@外苑前
『CENSU TOKYO(センストウキョウ)』:和の趣を感じさせる設えは、店の内外観に日本の木材が多用されている。郷愁を感じさせつつどこか新しい
杉の木を随所に使った店構えに真っ白な暖簾、とスタイリッシュでありつついかにも“和”な店構えの『CENSU TOKYO(センストウキョウ)』(外苑前/居酒屋)。
実は、香港でオープンするやいなや、連日大人気を博しているジャパニーズレストランの東京進出店である。
『CENSU TOKYO(センストウキョウ)』:キッチンのライブ感と一体化するかのようなカウンター席。2階には、一枚板のアイランドテーブルやテラスも
和食やエスニックのメニューにフレンチのエッセンスを巧みに加えたり、「ポテトサラダ」「ほうれん草の胡麻和え」「焼きおにぎり」などといった、日本人になじみ深い料理を既視感のないスタイルに再構築したり。
世界各国のレストランで技とセンスを磨いたシェフ・佐藤 峻さんが打ち出す世界観は、他に類を見ないものぞろいだ。
さらに、東京店で腕を振るう金須郁幸さんは、『タテルヨシノ』などフレンチの名店での修業経験もあり、こちらならではのメニューも展開している。
日本の伝統文化へのリスペクトと香港テイストが共存する空間で味わうイノベーティブな品々に、感性を刺激される新しきディナータイムを過ごせるはずだ。
『CENSU TOKYO(センストウキョウ)』(外苑前/居酒屋)について詳しく知りたい方はこちらの記事もチェック!
香港から逆輸入の高感度なダイニング『CENSU TOKYO』が、居酒屋の概念を変える!
3.東カレ未踏の“北区赤羽”に、見過ごせない上質なフレンチが現れた 『odorat(オドラ)』@赤羽
『odorat(オドラ)』:ごく控えめだが上品な店構え
赤羽駅徒歩7分の閑静な住宅街に、今年7月にオープンしたのは、“赤羽=居酒屋”というイメージを塗り替える予感に満ちたフレンチレストラン『odorat(オドラ)』(赤羽/フレンチ(フランス料理))。
『odorat(オドラ)』:シェフの永瀬さんは生粋の赤羽っ子
この地で生まれ育ったオーナーシェフの永瀬友晴さんは、料理人の父と同じくフレンチの世界へ。
老舗『パリの朝市』できっちりと技術を蓄えたのち、『フロリレージュ』『オマージュ』といった星付きレストランで研鑽を積んだ。
29歳で『レストラン アロム』の料理長に就任し、3年間の勤務を経て今年ついに独立を果たした。
店名の「odorat(オドラ)」とは、フランス語で“嗅覚”。日本の風土が育む四季の食材にスパイスやハーブの香りを巧みに合わせ、ひときわ記憶に残る料理へと昇華させている。
生活圏に忽然と現れたカウンターフレンチ『odorat(オドラ)』(赤羽/フレンチ(フランス料理))は、地元でも注目の的だ!
『odorat(オドラ)』(赤羽/フレンチ(フランス料理))について詳しく知りたい方はこちらの記事もチェック!
東カレ未踏の“北区赤羽”に、見過ごせない上質なフレンチ『odorat(オドラ)』が現れた!
4.至高の出汁を操る和食の雄が創り出す、想像を超えるラーメンの世界 『麺や 紀茂登』@茅場町
『麺や 紀茂登』:目の前の一杯に集中できるシンプルな店内
日本料理『紀茂登』といえば、京都の名店で修業を積んだ店主・木本泰哉さんが2010年に神戸で独立するやいなや、ミシュラン二ツ星に輝いたことで知られる。
その勢いは留まることなく、2018年には東京進出。最高級の素材を使ったダイナミズムある料理で、さらに名声を高めている。
そんな日本料理界の風雲児が新たに手掛けたのが、まさかのラーメン専門店『麺や 紀茂登』(茅場町/和食・日本料理)。
『麺や 紀茂登』:「特製」3,500円。さり気なく添えられた海苔も、三河湾産の「一番摘み海苔」と希少な「すじ青海苔」を使った最高級品。選びぬかれた逸品のみで形成される至高の一杯だ
意外だが、そもそも厳選した素材から取る上質な出汁を使った品々に定評がある木本さん。
それだけに、軟水を使って昆布やかつお、3種類の丸鶏から取った出汁に『紀茂登』クオリティーの高級食材から取る出汁を合わせる前代未聞のスープは、既存のラーメンスープとは一線を画する深みのある味わい。長い旨みの余韻が口いっぱいに広がる。
そのスープに合わせたなめらかな麺や、考え抜かれた具材の黄金比も素晴らしく、一品の料理としての完成度の高さに舌を巻くこと必至だ。
『麺や 紀茂登』(茅場町/和食・日本料理)について詳しく知りたい方はこちらの記事もチェック!
至高の出汁を操る和食の雄が創り出す、想像を超えるラーメンの世界『麺や 紀茂登』
5.“神楽坂でしっぽり”をライトに叶える、こんなテッパンな焼き鳥を待っていた 『124. KAGURAZAKA』@神楽坂
『124. KAGURAZAKA(イチニーヨン.カグラザカ)』:店は、神楽坂の路地裏に立った新築のビルの最上階に。いわばペントハウスなのでバルコニーもあり、窓からの景色も上々
一説によると、神楽坂エリアには焼き鳥店が50軒以上あるという。
そんな密集地帯、しかもあまたの強豪がひしめくこの街に今年9月、新たに名乗りを上げたのが『124. KAGURAZAKA(イチニーヨン.カグラザカ)』(神楽坂/焼き鳥)だ。
『124. KAGURAZAKA(イチニーヨン.カグラザカ)』:間接照明が落ち着いた雰囲気を醸し出す店内。席の間隔がゆったりとしているから、料理と多種多様なお酒を寛いで楽しめる
店主の木村寿雄さんは、グランメゾン出身のベテランシェフが営むビストロでの10年近い修業をベースに、人気のスペインバルや居酒屋でもさまざまな経験を重ねてきた人物。
その仕事ぶりに引かれた焼き鳥店のオーナーからスカウトされ、30代後半で新たなジャンルに挑戦し、40歳で念願の独立を果たした。
おまかせコースでは、新鮮な「伊達鶏」の多彩な部位と野菜串、季節の一品料理が、計15~16品登場。
早晩予約困難になりそうな新鋭、いち早く駆けつけたい。
『124. KAGURAZAKA(イチニーヨン.カグラザカ)』(神楽坂/焼き鳥)について詳しく知りたい方はこちらの記事もチェック!
“神楽坂でしっぽり”をライトに叶える『124. KAGURAZAKA』。こんなテッパンな焼き鳥を待っていた!
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