2024年06月18日
わざわざ足を運びたい横浜の名店4選!人気中華『南粤美食』など話題のグルメぞろい
中華街の人気店『南粤美食』、いま話題のイタリアン『goffo』、食通たち注目の焼き鳥店『1000』、日本料理とナチュラルワインを楽しむ『おか田』。
街の歴史を背負い、横浜のこれからを担う4軒がこちら!
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1.『南粤美食(なんえつびしょく)』
中華街で話題沸騰中の人気店で、広東料理の美味しさにひれ伏す
『南粤美食(なんえつびしょく)』:元町・中華街駅から「朝陽門」を抜け、「中華街大通り」に入らず、手前の斜め右の道を歩いてすぐ。「ローズホテル横浜」の対面にあり。昼夜問わず、行列ができているが、回転は早い。夜は予約すればコースが楽しめる
星の数ほどの中国料理店がひしめく「横浜中華街」。その中で絶大な人気を博すのが『南粤美食(なんえつびしょく)』(元町・中華街/中華)だ。
2016年創業と界隈では比較的新しいお店だが本場そのままの味わいが、食通たちの評判を呼び、人気に。ドラマ『孤独のグルメ』やメディアへの露出も重なり、いまや昼夜問わず行列の絶えない店となった。
オーナーシェフの黄 開雄さんは、美食の街として名高い広東省中山市の出身。ポピュラーな焼売や春巻きなどはあえて置かず、乾物や広東スープを使った故郷ゆかりの料理がずらりと並ぶ。
『南粤美食(なんえつびしょく)』:「腸詰め干し肉貝柱釜飯」
「香港海老雲呑麺」や「丸鶏の塩蒸し焼き」といった名物がそろう中で、必ず頼みたいのが香港と同じ調理法で仕上げる釜飯「煲仔飯(ボウチャイファン)」。
注文が入ってから炊き上げるため、手間と時間がかかることから、なかなか出合えない逸品だ。5種類ある味の中でも、一番人気は「腸詰め干し肉貝柱釜飯」。
広東料理の魅力を純朴に伝える真摯な姿勢は、もはや美しささえある。
『南粤美食(なんえつびしょく)』(元町・中華街/中華)について詳しく知りたい方はこちらの記事もおすすめ。
元町中華街で話題沸騰中の人気店『南粤美食(なんえつびしょく)』で、広東料理の美味しさにひれ伏す
2.『goffo(ゴッフォ)』
予約が殺到する横浜イタリアンの人気店は笑って楽しくが正解
『goffo(ゴッフォ)』:コンクリに差し色の黄色が映えるカウンター上段には、入手困難な生産者グート・オッガウの通称“顔のワイン”が並ぶ
横浜で、いま人気のイタリアンといえば『goffo(ゴッフォ)』(横浜/イタリアン(イタリア料理))だ。
飲食店もまばらな横浜駅から離れた立地にもかかわらず、毎月25日の昼12時に開始される予約争奪戦を勝ち取った猛者たちで連日席が埋まる。
ダウンライトが心地いい店内には、ナチュラルワイン好きならひと目で分かる人気の造り手のボトルが壁にズラリ。
『goffo(ゴッフォ)』:「白子をのせた青海苔とトリュフのクリームソース」
2年熟成の糖度が高いジャガイモで作るニョッキは店のスペシャリテ。この日は意外な組み合わせの「白子をのせた青海苔とトリュフのクリームソース」。
とにかく、空間も交流も料理も、全部楽しく、だから飲み過ぎてしまう。そのシンプルな魅力に魅せられ、今日も腹をすかせたワインラバーが集ってくるのだ。
『goffo(ゴッフォ)』(横浜/イタリアン(イタリア料理))について詳しく知りたい方はこちらの記事もおすすめ。
横浜『goffo(ゴッフォ)』。予約が殺到する横浜イタリアンの人気店は笑って楽しくが正解
3.『1000(せん)』
焼き鳥に魅せられた若き大将こそ、食通が横浜へと足を運ぶ理由
『1000(せん)』:店は雑居ビルの3階。コの字型のカウンター10席のみで、各所にゆとりのあるレイアウト。漆黒の空間に白木のカウンターが浮かび上がる
焼き鳥界の若き才能が話題を呼び、いま都内から食通が訪れている『1000(せん)』(関内/焼き鳥・串焼き・鳥料理)。
店主の千田健介さんは、現在28歳。調理師専門学校に通っていた10代から、名店『里葉亭』にアルバイトで入り、系列店『美鶏』も含め、10年腕を磨いた。
「とにかく焼き鳥に目がない」という千田さんは、興味の赴くままに焼き鳥の世界に没頭し、経験値を上げ続けてきた。
『1000(せん)』:「神戸高坂鶏」ならではの皮目のパリッと感と身の一体感が最も感じられる「胸肉のねぎ間」 。もも肉と間違うほど旨みが強く、塩のミネラルが味を鮮烈に引き立てる
そんな、千田さんが独立に当たって選んだのが「神戸高坂鶏」だった。
食した際に、その美味しさと“皮と身の一体感”に感銘を受け、養鶏家の高坂英樹さんへ取引を直談判。独立を踏まえた事業計画書を準備し、プレゼン。その熱意が通じ、取り扱いを許された。
融点が低い「神戸高坂鶏」は遠火と近火の2台の焼き台を駆使し、絶妙な火入れで仕上げ。
焼き鳥界の新たなスターの情熱を、ぜひ体感して欲しい。
『1000(せん)』(関内/焼き鳥・串焼き・鳥料理)について詳しく知りたい方はこちらの記事もおすすめ。
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4.『おか田』
ナチュラルワインの魅力を伝え続ける横浜で、話題の日本料理店がここに
『おか田』:店の中央に設えたゆったりした木のコの字カウンターが印象的。シンプルな内装に格子窓の美しい細工がアクセントになり、さりげなく和の趣をちりばめた洗練された空間が広がる
横浜でナチュラルワインといえば、必ず名前が挙がる一軒。東京でも珍しい日本料理とナチュラルワインの店『おか田』(横浜/和食・日本料理)を営むのが店主の岡田邦晴さんだ。
15歳から鮨店で9年働き、日本料理、旅館、ホテルを渡り歩き、その後スイス、イタリアへ。2014年にイタリアでナチュラルワインに出合い、その美味しさにハマった。
「それまで和食に高いワインやお酒を合わせることに疑問を感じていたんです。かといって、日本酒一辺倒だと飲み疲れする。初めてナチュラルワインを飲んだ時に、これなら和食に合うと確信したんです」
『おか田』:「猪と天然クレソンの鍋」とスロバキアの赤「ボット フリジェ」(1,100円)
コース料理はその日の仕入れに合わせて献立を考え、贅沢な食材の間に素朴な料理を入れながら食べ疲れしない構成に。
出汁の使い方に定評があり、どの料理も実に香りが立つ。鎌倉の「鈴木屋酒店」から仕入れるワインは常に20種前後抜栓。
料理との相性とゲストの好みを捉えた柔軟なペアリングが楽しさを増幅させる。サプライズに満ちた美味なる夜が、『おか田』(横浜/和食・日本料理)にある。
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