食欲の秋を盛り上げる、話題の新店5選!旬の美味を堪能できる東京の名店たち
レストランまとめ

2023年11月05日

食欲の秋を盛り上げる、話題の新店5選!旬の美味を堪能できる東京の名店たち

厳しい残暑が夏の名残を色濃く残しつつ、東京のレストランシーンは実りの秋へと加速中。

西麻布の割烹、六本木のフレンチ、浅草で復活した伝説の蕎麦店など…この秋も気になる新店が目白押し!

この記事のポイント

1.料理人の血統を継ぐサラブレッドが、その才能を西麻布で見せつける 『割烹 室井』@西麻布

『割烹 室井』:青山・根津美術館前から西麻布交差点へと抜ける道沿いには、和洋の名店が点在している。その一角に、静かな存在感を放つこの店が仲間入りした

『割烹 室井』:青山・根津美術館前から西麻布交差点へと抜ける道沿いには、和洋の名店が点在している。その一角に、静かな存在感を放つこの店が仲間入りした

その店、『割烹 室井』(西麻布/懐石・割烹)の主・室井 豪さんは、華麗な経歴の持ち主だ。

日本料理店を営む父のもとに生を受け、実家の銀座『割烹 室井』に加えて京都の名店『京懐石吉泉』、ミシュランの三ツ星を獲得している日本料理店、そして西麻布『山﨑』と、錚々たる店で腕を磨いてきた。

独立に際して、父の店の屋号を継承。最後の修業先と同じ西麻布に自身の城である『割烹 室井』(西麻布/懐石・割烹)を構えた。

『割烹 室井』:席はカウンター8席。和の設えの中にもどことなくモダンさが漂う空間

『割烹 室井』:席はカウンター8席。和の設えの中にもどことなくモダンさが漂う空間

「京都では日本料理の伝統や歴史を、三ツ星店では基本をベースにした遊び心の盛り込み方を、そして『山﨑』では料理の技術のみならずサービスの心構えも勉強させていただきました」と室井さん。

隅々まで行き届いた和の設えの中にもどことなくモダンさが漂う空間は、修業先の『山﨑』をはじめ、多くの人気店を手掛けているデザイナー・生長弘丞さんによるもの。

『割烹 室井』(西麻布/懐石・割烹)について詳しく知りたい方はこちら。
西麻布の新店『割烹 室井』。料理人の血統を継ぐサラブレッドが、その才能を西麻布で見せつける

2.ワインバーが如くの洒落感でグランメゾンの料理。六本木デートの強き1軒が現れた! 『SéRieUX(セリュー)』@六本木

『SéRieUX(セリュー)』:ミッドタウンのすぐ近く、六本木のど真ん中といえる堂々たる立地は逆に新鮮

『SéRieUX(セリュー)』:ミッドタウンのすぐ近く、六本木のど真ん中といえる堂々たる立地は逆に新鮮

扉を開ければ、ダイナミックなコの字型のカウンターと高い天井に思わず息を呑む。

そのモダンな空間の中、供されるのはグランメゾン仕込みの緻密かつエレガントな料理の数々。

『SéRieUX(セリュー)』:フルオープンキッチンのカウンター席は臨場感もご馳走。会話も弾みそうだ

『SéRieUX(セリュー)』:フルオープンキッチンのカウンター席は臨場感もご馳走。会話も弾みそうだ

『SéRieUX(セリュー)』(六本木/フレンチ)で、腕を振るう大塚哲郎氏は『ピエール・ガニェール』やフランスの二ツ星レストランなどで研鑚を積んできたベテランシェフだ。

料理はガストロノミックでいて、値段とムードはワインバー感覚。

そんな粋なスタイルも六本木ならではだ。

『SéRieUX(セリュー)』(六本木/フレンチ)について詳しく知りたい方はこちら。
六本木デートの強き1軒『SéRieUX(セリュー)』が誕生!ワインバーが如くの洒落感でグランメゾンの料理

3.完全なる住宅街で、美味なるハーモニーが密やかに奏でられている『Orchestra(オルケストラ)』@参宮橋

『Orchestra(オルケストラ)』:アンティークの扉が目を引くエントランス。参宮橋駅から目と鼻の先でありながら、日が暮れれば辺りは極めて閑静な住宅街だ

『Orchestra(オルケストラ)』:アンティークの扉が目を引くエントランス。参宮橋駅から目と鼻の先でありながら、日が暮れれば辺りは極めて閑静な住宅街だ

イタリア語で「オーケストラ」を意味する単語を店名に。その理由は、シェフ・小川慎二さんの修業先でのエピソードにあるという。

“音楽の街”とも称されるエミリア=ロマーニャ州・イモラにある二ツ星店に5年間勤務し「オーケストラとレストランには共通する要素がある」と感じた小川さん。

『Orchestra(オルケストラ)』:厨房には、肉の旨みや水分を逃すことなく焼き上げる「熾火焼き」のための薪窯も。メインの肉の種類を選べるおまかせコースは16,500円

『Orchestra(オルケストラ)』:厨房には、肉の旨みや水分を逃すことなく焼き上げる「熾火焼き」のための薪窯も。メインの肉の種類を選べるおまかせコースは16,500円

最高の料理を生み出すために店のスタッフと生産者、さらには内装や食器を手がける職人etc.までもが一丸となって作り上げるレストランは確かに、観客の心を揺さぶる調べを数十人で紡ぐオーケストラさながらだ。

故に『Orchestra(オルケストラ)』(参宮橋/イノベーティブ・フュージョン)では、全国の生産者から届く確固たるストーリーを持つ食材や、有名シェフ御用達の「カマチ陶舗」にリクエストした、楽器をモチーフにした食器などが、小川さんの思い描く「イタリア料理×日本」というコンセプトを具現化している。

『Orchestra(オルケストラ)』(参宮橋/イノベーティブ・フュージョン)について詳しく知りたい方はこちら。
参宮橋に誕生した『Orchestra(オルケストラ)』。完全なる住宅街で、美味なるハーモニーが密やかに奏でられている

4.『トレイス』の鬼才・河島シェフのDNAをしかと感じる隠れ家『quinto(クイント)』@中目黒

『quinto(クイント)』:店は、中目黒駅から少し離れた高台の住宅街にある

『quinto(クイント)』:店は、中目黒駅から少し離れた高台の住宅街にある

『トレイス』がひとつの素材にフォーカスするのに対し、『quinto(クイント)』(中目黒/イノベーティブ・フュージョン)ではふたつ~3つの素材を合わせ、それぞれの持ち味を引き出しながら相乗効果を狙うのが特徴。

『quinto(クイント)』:壁面や天井の古い風合いを生かした空間は、キッチンと客席とが不思議な一体感を醸し出す

『quinto(クイント)』:壁面や天井の古い風合いを生かした空間は、キッチンと客席とが不思議な一体感を醸し出す

日本料理店での修業経験もある今井さんならではのアプローチが感じられる品も『quinto(クイント)』(中目黒/イノベーティブ・フュージョン)ならではの一品となっている。

さらには、すべての調理をカウンターキッチンで行うから圧倒的なライブ感に包まれるのも堪らない。

『quinto(クイント)』(中目黒/イノベーティブ・フュージョン)について詳しく知りたい方はこちら。
中目黒の新店『quinto(クイント)』は『トレイス』の鬼才・河島シェフのDNAをしかと感じる隠れ家レストラン

5.“どうみても下町の民家”の中で、伝説の蕎麦店が復活していた『仁行(にぎょう)』@浅草

『仁行(にぎょう)』:夕方にもなれば子どもが自転車で行き交う、昭和の下町のような雰囲気に溶け込む一軒家。「おばあちゃんち」的ノスタルジーが漂う

『仁行(にぎょう)』:夕方にもなれば子どもが自転車で行き交う、昭和の下町のような雰囲気に溶け込む一軒家。「おばあちゃんち」的ノスタルジーが漂う

流浪の名蕎麦職人・石井 仁氏。この蕎麦ツウ垂涎のレジェンドが、7年半ぶりに帰京。浅草の美食エリア観音裏に人知れず店を構えた。

「仁行」と書かれた看板がなければ、よもや店舗とは気づかない昭和の民家。

ここが、東銀座『古拙』、日本橋『仁行』とミシュランの星を獲り続けてきた石井氏の新境地だ。

『仁行(にぎょう)』:カウンター2席とテーブル一卓の小ぢんまりとして家庭的な店内

『仁行(にぎょう)』:カウンター2席とテーブル一卓の小ぢんまりとして家庭的な店内

扉を開け、靴を脱いで入れば、そこは生活感溢れる1DK。

台所と称した方が相応しい厨房ながら、蕎麦は一級。

メニューはお任せの蕎麦コースのみ。様々な蕎麦へのアプローチを楽しめる。

『仁行(にぎょう)』(浅草/和食)について詳しく知りたい方はこちら。
伝説の蕎麦店『仁行(にぎょう)』が、“どうみても下町の民家”の中で復活!

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この記事の著者

東京カレンダー編集部

ビジネスシーンでも遊びでも東京の最先端トレンドを謳歌している一流の大人たちに向けた「より豊かで艶やかな人生」を送るためのグルメ&ライフスタイル誌「東京カレンダー」を発行。

  • ※ 本記事はグルカレに掲載されている情報や店舗が公開する情報、および当社にて取材を行った際の情報を元に料理名・予算等の情報を掲載しております。営業時間やメニュー等の内容に変更が生じる可能性があるため、最新の情報はお店のSNSやホームページ等で事前にご確認をお願いします。