1.三軒茶屋『umbilical(アンビリカル)』
三角地帯の奥の方。洒落た隠れ家の賑わいに盛り上がる予感しかない
『umbilical(アンビリカル)』:三軒茶屋駅から徒歩4分ほどに位置
新旧の飲食店が入り交じる、三角地帯の奥の方。
酒場やラーメン店といった大衆的な業態の店が多いエリアに溶け込むような、リラクシーな空間で料理とナチュラルワインを楽しめるのが、ここ『umbilical(アンビリカル)』(三軒茶屋/ビストロ・バル)だ。
『umbilical(アンビリカル)』:「名物 鮮魚のブイヤベース」¥3,900
店を切り盛りするのは、シェフの小野貴裕さんとソムリエの高橋 春さん。
料理はスペシャリテのブイヤベースなど大船渡漁港から届く旬の魚介を使った料理も多くそろえる。
ボトルを抜いてワインと料理をじっくりと楽しむ。あるいは、軽いおつまみとグラスワインでサクッと。
どんなシチュエーションでも気負わず訪れられる、さりげなくも頼もしい1軒だ。
『umbilical(アンビリカル)』(三軒茶屋/ビストロ・バル)について詳しく知りたい方はこちらの記事もおすすめ。
三軒茶屋『umbilical(アンビリカル)』。三角地帯の奥の方。洒落た隠れ家の賑わいに盛り上がる予感しかない
2.三軒茶屋『赤星』
激戦区の三茶でも絶好調。洒落た男女で賑わう昭和な酒場がエモすぎる!
『赤星(アカボシ)』:カウンターは今夜もほぼ満席
開店から1年足らずで大盛況な『赤星』(三軒茶屋/居酒屋)。
90年代のJポップが流れるカウンター中心の店内や縄のれんの外観など、絶妙なレトロ感とお洒落さで人気を集めているが、渋谷の『タートル』を手がけた久我耕輔さんの新店と聞いて納得。
『赤星(アカボシ)』:茶沢通り沿いでひと際輝く縄のれん
「同じ酒場ですが、こちらは引き算で空間を構成しました」と久我さん。
そのせいか、地元にいるような温かい雰囲気もある。その上、接客もフレンドリーとくれば、賑わうのは当然。
すべてにおいてレベルが高いネオ酒場こそ、夜の始まりにふさわしい。
3.三軒茶屋『トラットリア ピッツェリア ラルテ』
ナポリの陽気さと三茶の気軽さが合体したら最高の夜が待っていた
『トラットリア ピッツェリア ラルテ』:店先から垣間見える店内の賑わいも魅力
三茶で本場のナポリピッツァといえば『トラットリア ピッツェリア ラルテ』(三軒茶屋/イタリアン(イタリア料理))一択。それほど街で愛されてきた名店だ。
修業先も独立1号店も中目黒だった、店主で職人の井上 勇さんが三茶に2号店を開いた理由は「当時、飲み歩いていた街だったから(笑)」。
知人がバーを開いたことを契機に通うようになり、街の良さを実感して出店を決意。2011年に創業した。
『トラットリア ピッツェリア ラルテ』:「ポルケッタ」のハーフ&ハーフ¥2,600
特注の石窯で薪を使って焼くピッツァはもちろん、ほかの料理も本場さながらの美味しさ。
しかし、それ以上に抜群のチームワークを見せるスタッフと本物を求めて集まった地元客との交流によって醸される、この賑々しさが人気店に上り詰めた最大の理由だ。
最近は若い人も増えた、いまの三茶でも変わらずに心地良い喧騒は続いている。
まずはキリリと冷えた白ワインで乾杯を。笑顔から始まる一夜はいつだって最高に決まっている。
トラットリア ピッツェリア ラルテ』(三軒茶屋/イタリアン(イタリア料理))について詳しく知りたい方はこちらの記事もおすすめ。
三軒茶屋『トラットリア ピッツェリア ラルテ』。ナポリの陽気さと三茶の気軽さが合体したら最高の夜が待っていた
4.三軒茶屋『ジェネラルストア ミカワヤ』
「牡蛎200円」の吸引力が住人をこの地に留めおく!
『ジェネラルストア ミカワヤ』:オープンでわかりやすいのもデートの強い味方!
茶沢通りから三宿方面に延びる「太子堂中央商店街」。
そこに立ち並ぶ飲食店の中でも先輩株なのが、2010年にオープンした『ジェネラルストア ミカワヤ』(三軒茶屋/イタリアン(イタリア料理))。
『ジェネラルストア ミカワヤ』:「生牡蠣 宮城」¥200(1個)。味わいを引き立てるエシャロットビネガーを添えて
名物の生牡蠣は、開店1周年パーティを開く直前に東日本大震災があり、チャリティの会にシフトして宮城から仕入れたことがきっかけでメニューに。
あまりの人気に、10年以上採算度外視で続けている一品だ。
また、常連客のリクエストに応えて作ったハンバーグがメニュー化するなど客思いの逸話も。
ふらっと行っても無論楽しいが、顔なじみになりたくなる店だ。
『ジェネラルストア ミカワヤ』(三軒茶屋/イタリアン(イタリア料理))について詳しく知りたい方はこちらの記事もおすすめ。
三軒茶屋『ジェネラルストア ミカワヤ』。「牡蛎200円」の吸引力が住人をこの地に留めおく!
5.三軒茶屋『三茶呑場 マルコ』
連日大人気の酒場に空席を見つけたら扉を開けない理由なし!
『三茶呑場 マルコ』:連日大人気!
地元民の暮らしが根付く、太子堂商店街にある人気酒場といえば『三茶呑場 マルコ』(三軒茶屋/居酒屋)。
創業10年目を迎える『三茶呑場 マルコ』(三軒茶屋/居酒屋)は、三茶に『ニューマルコ』、『COMARU』、『食堂かど。』を展開し、下北沢、虎ノ門にも姉妹店があるマルコ系列の総本山。
いまやハイコスパな酒場が増えたが、そんな三茶のニュースタンダードは『三茶呑場 マルコ』(三軒茶屋/居酒屋)が築いたと言っても過言ではない。
ひと手間かけた創作和食は、全国から厳選した食材を使った本格的な味わいで、酒が進む一品ばかり。
『三茶呑場 マルコ』:「前菜盛り合わせ」¥1,800(2人前)
ドリンクは定番ものから、遊び心あるオリジナルカクテル、ナチュラルワインまでそろえる。
器や盛り付けにも気が利いていて、フレンドリーなスタッフの活気も心地良い。加えて、料理はほぼ1,000円以下というコスパの良さ。
三茶らしさを十二分に楽しめる満足度と安心感が、揺るぎない人気の秘訣だろう。
『三茶呑場 マルコ』(三軒茶屋/居酒屋)について詳しく知りたい方はこちらの記事もおすすめ。
三軒茶屋『三茶呑場 マルコ』。連日大人気の酒場に空席を見つけたら扉を開けない理由なし!
6.三軒茶屋『三茶 貝介』
縄のれん越しに見える賑わいに混ざり、貝で一杯やりたい誘惑
『三茶 貝介(さんちゃ かいすけ)』:三軒茶屋にある「ABCビル」の1階に位置
さまざまなジャンルの人気店が軒を並べる「ABCビル」の1階に2022年に仲間入りしたのは、魚介類が主役の酒場『三茶 貝介(さんちゃ かいすけ)』(三軒茶屋/居酒屋)。
『三茶 貝介(さんちゃ かいすけ)』:カウンターの両端はテーブルのように向かい合わせで座れる形状になっていて4名での利用にもぴったり
「鮨屋のネタで飲む」をコンセプトに掲げているだけに、こだわった仕入れが自慢だ。
貝類に強い豊洲市場の仲買を通じて、国産のものを選んでいる。
希少な銘柄の日本酒、魚介類に合う自然派の白ワインとアルコールの品ぞろえも万全で、ついつい杯が進むはずだ。
『三茶 貝介(さんちゃ かいすけ)』(三軒茶屋/居酒屋)について詳しく知りたい方はこちらの記事もおすすめ。
三軒茶屋『三茶 貝介(さんちゃ かいすけ)』。縄のれん越しに見える賑わいに混ざり、貝で一杯やりたい誘惑
7.三軒茶屋『サンサシオン』
思わず中を覗いてしまう大通りに漏れ出る楽し気な雰囲気たるや!
『サンサシオン』:世田谷通り沿いに位置
2024年4月に、世田谷通り沿いに誕生したばかりの『サンサシオン』(西太子堂/バー(BAR))。
店名の意味でもある「感覚」を大事に、洋食も和食も、合わせるお酒も感覚的に楽しんでほしいというのがコンセプト。
『サンサシオン』:「カオクルックカピ」(¥1,760)
こちらでいただけるのが、ジャンルレスな創作料理。
洋食や焼き鳥、エスニック料理の居酒屋など、これまでさまざまなジャンルの飲食店で修業を積んできた店主の伊藤嘉紀さんによるアウトプットが、ボーダレスにメニューに並ぶ。
その日届く野菜や市場で仕入れた魚でメニューを決めるため、2〜3日ごとにオススメの料理が変わるのも同店を訪れる楽しみのひとつ。
人で賑わう駅前とは打って変わり、静かな住宅街が広がるエリアにあえて出店したのは「ゆっくり食事とお酒を楽しんでほしい」という思いから。
近所にそんな店を切望していた大人たちに、さっそく重宝されている。
『サンサシオン』(西太子堂/バー(BAR))について詳しく知りたい方はこちらの記事もおすすめ。
三軒茶屋『サンサシオン』。思わず中を覗いてしまう大通りに漏れ出る楽し気な雰囲気たるや!
8.三軒茶屋『居酒屋ひでじろう』
60分¥3,800で早くも地元の顔となりつつある「最強の居酒屋」!
『居酒屋ひでじろう』:暖簾だけでなく、看板にも描かれる似顔絵が目印
暖簾だけでなく、看板にも描かれる似顔絵に思わず吸い寄せられる。『居酒屋ひでじろう』(三軒茶屋/居酒屋)は恵比寿『酒 秀治郎』の弟分。
日本酒専門の兄に対し、こちらは三茶らしく瓶ビールからチューハイまで扱う堂々たる居酒屋で、さらに飲み放題、料理も食べ放題を60分なら3,800円で提供している。
『居酒屋ひでじろう』:カウンターは2階にも。他テーブル席もある
あまりの気前の良さにクオリティを疑うが、着席すると間もなく提供される突き出し代わりの「タルタルあじふらい」などを食べれば、想像以上。料理に対する本気度が窺える。
以降は時間までメニューから好みの一品を自由に注文するシステムでラインナップも最高。酒場好きのツボを心得た80種以上の料理がそろう。
“今夜はハシゴ酒”の身からするとやり過ぎは禁物だが、1軒目から気分は上々。
これからは「景気付けにまずは『ひでじろう』集合」が三茶飲みの合言葉になりそうな予感。
いかがでしたでしょうか。
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