2024年03月29日
東京に続々進出してきた、地方の名店4選!デートにもおすすめな、グルメな大人が注目する新星
円滑な流通技術をもってして、全国津々浦々に点在する素晴らしい食材が、常に最上の状態で集まってくる場所であるということ。
さらに、店が密集していることでその競争率が非常に高い街でもある。
2023年は、各地で体得した豊富な経験を携えて、新たな可能性を模索する地方出身の店が続々と東京へ出店した。
北海道、神戸、博多から、東京進出を果たした、地方の名店4軒をご紹介しよう!
1.赤坂 『amorphous(アモルファス)』北海道が生んだ気鋭のシェフの鬼才ぶりを、赤坂で体感する
『amorphous(アモルファス)』:佐藤幸大シェフ
「ワールドベストレストランでトップをとる」
そう強い眼差しで明言するのは、札幌『beija Flor』を営んでいた佐藤幸大シェフ。
枠にハメられることを拒絶し、自身の料理をカテゴライズされることも嫌う姿は、まるで孤高のアーティストのようだ。実際、『amorphous(アモルファス)』(赤坂/創作料理・イノベーティブ・フュージョン)で供される皿はすべて、一期一会。
「今日の気分、今日のテンションで次々と変わるので、メニュー名なんて意味ないんです」と、一夜のクリエーションに全神経を注ぐ。
『amorphous(アモルファス)』:シェフのスペシャリテとして名高い「フォアグラ “治療”」。料理は「Omakase」コース(22,000円)のみ
前菜からデザートまで、独創性とストーリー性に満ちた皿の数々には、社会的な問題提起が込められていることも少なくない。
札幌から赤坂、そして世界へと羽ばたく日はそう遠くない。
『amorphous(アモルファス)』(赤坂/創作料理・イノベーティブ・フュージョン)について詳しく知りたい方はこちらの記事もおすすめ!
赤坂『amorphous(アモルファス)』で北海道が生んだ気鋭のシェフの鬼才ぶりを体感!
2.代々木『KINO_(キノシタ)』札幌の星付きシェフが安定を捨て挑む、独創的なフレンチに舌を巻く
『KINO_(キノシタ)』:店内は木を基調にした落ち着いた空間。テーブル席もあるがカウンターはオープンキッチンになっておりライブ感が味わえる
札幌で人気を不動のものとしていた、木下雄介さんが東京に進出。
札幌の店『lien』は、ミシュランガイド北海道で一ツ星を獲得するほどの実力店であった。
店の10周年を節目に新たな挑戦として、クラシックフレンチからイノベーティブフレンチへと舵を切り『KINO_(キノシタ)』(代々木/フレンチ)をオープン。
自らの足で店の場所を探し、札幌と似た環境の代々木への出店を決めた。
『KINO_(キノシタ)』:「イカめし」は札幌時代から提供してきた逸品。東京でも進化して登場
武器にしたのが「北海道の食」。スペシャリテには、イカめしの再構築を用意した。
素材の可能性を追求した料理で、満足度はすこぶる高い。
『KINO_(キノシタ)』(代々木/フレンチ(フランス料理))について詳しく知りたい方はこちらの記事もおすすめ!
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3.麻布十番『麻布十番 真田』関西で名声を得た弩級な天ぷら割烹が、麻布十番に上陸した
『麻布十番 真田』:白木のカウンターや天然石の壁からなる上質な和の空間に現代アートが調和した店内
神戸の天ぷらの名店で知られる『花歩』の真田篤史さんが、予約が入ったときだけ開店するのが『麻布十番 真田』(麻布十番/懐石・割烹)。
自身が好意にする生産者の方々を、もっと世に知ってもらいたい、と東京出店を決めた。
店はカウンターのみで、うにや毛ガニの入った豪華な八寸から始まるコースは厳選食材の競演。
『麻布十番 真田』:静岡産の天然のクルマ海老
「クルマ海老」は静岡産の天然物を使用。衣は極限まで薄く纏わせてあり、エビの水分を奪わないようにして、最後は余熱で完成させるほど繊細な仕上がり。
味の違いに驚く。
関西ならではの絢爛たるおもてなしに酔いしれたい。
『麻布十番 真田』(麻布十番/懐石・割烹)について詳しく知りたい方はこちらの記事もおすすめ!
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4.銀座『銀座しらに田』松屋通りのビルに潜むは、週3のみ博多の美味を振る舞う和食店
『銀座しらに田』:店内はカウンター席のみ
『銀座しらに田』(銀座/和食・日本料理)は、福岡・博多にある『西中洲しらに田』が週3日だけオープンする日本料理店。
『銀座しらに田』(銀座/和食・日本料理)はミシュランガイドで一ツ星を獲得し、ほかに系列の焼き鳥店やそば店もあるというから、人気のほどがうかがえる。
『銀座しらに田』:店があるのは「松屋銀座」の裏辺り。月・火・水に白仁田さんはやってくる。店の入口には静謐で凛とした空気が流れる
これらの店舗を行き来しているのが店主の白仁田政信さん。
銀座で開店した理由は、独立前の修業先が『銀座うち山』であり、閉店した『嘉祥 うち山』の跡地を引き継いだため。
しかも、このスタイルはゲストにとっても、九州の厳選された食材が東京でいただけるメリットがあり、そんな食材を使った正統派の味は絶品。
季節を感じる鮮烈な味へと仕上げられている。
白仁田さんが腕を振るうカウンターで、うまかもんがそろう博多の味を堪能して。
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