大人の居酒屋からビストロまで!恵比寿エリアでおすすめの新酒場4選
レストランまとめ

2024年10月15日

大人の居酒屋からビストロまで!恵比寿エリアでおすすめの新酒場4選

アクセス至便で集まりやすく、エリアごとにキャラクターがあって、ハイレベルな新店が多く誕生している恵比寿。

そんな街を愛するのが、通称“人脈おじさん”だ。フットワーク軽く、広く浅く、酒場を巧みに使い分けて交流を深める達人。

大人の居酒屋にビストロなど、飲み会のシチュエーションに合わせて、恵比寿エリアのおすすめ店4軒をご紹介!

この記事のポイント

【人脈おじさん】 成功の秘訣は人との繋がり。毎夜の食事会が運を呼ぶ

人脈おじさん

人脈おじさん

人生で大切なことは、コミュ力の高さとフッ軽なこと。一緒に飲んで親しくなるなら、高級店より肩ひじ張らない洒落た店がいい。

新店やトレンドの店の情報はいち早く仕入れ、若手はもちろん美女もクライアントも全方位的に喜ばせる、幹事の腕は超一流。

そんな彼らがいる店は常に話題の一軒で、トレンド感に満ちている。

1.恵比寿・鎗ヶ崎『肴場あおもん』

趣味でつながる若者との「オフ会」なら!

趣味を語り合える歳下は貴重な存在だから、オフ会だって彼らがリピートしたくなる上質な酒場にこだわりたい。

そこで選ぶのが、鎗ヶ崎の魚が旨い店。代官山方面に住む相手にとっても便利で、駅前の喧騒から離れるのも好都合だ。

イマドキ感がありつつ落ち着いた客層。若い世代には、この大人感が刺さる

『肴場あおもん(サカバアオモン)』:大通り沿いだが中が見えないため、騒がしい団体客がふらりと入ることがない

『肴場あおもん(サカバアオモン)』:大通り沿いだが中が見えないため、騒がしい団体客がふらりと入ることがない

恵比寿駅から徒歩5分。駒沢通りを何度歩いた人でも、そこに店があるとは気づかない。

コンクリの壁に木の扉がはめ込まれ、よく見れば付箋ほどの札に『肴場あおもん(サカバアオモン)』(代官山/居酒屋)の文字が。

『肴場あおもん(サカバアオモン)』:高い天井とコンクリート打ちっぱなしの壁でモダンな雰囲気。黒板メニューを見ながら、何を頼もうか決める時間も楽しい

『肴場あおもん(サカバアオモン)』:高い天井とコンクリート打ちっぱなしの壁でモダンな雰囲気。黒板メニューを見ながら、何を頼もうか決める時間も楽しい

かなり重い扉を開けて中に入ると、シンプルモダンなイマドキの酒場が広がる。

メニューに並ぶのは、青魚を中心とする料理の数々だ。

「大人になるにつれて魅力が分かる青魚に焦点をあてました」とは店主の渡辺慎一郎さん。

『肴場あおもん(サカバアオモン)』:「出汁いなり」(1個¥330)

『肴場あおもん(サカバアオモン)』:「出汁いなり」(1個¥330)

熊本の南蛮揚げに出汁をたっぷり吸わせた「出汁いなり」(1個¥330)も定番。

日替わり2種で写真は〆サバとわさび海苔。

他、よだれ鶏など中華系の料理もあるから、長居しても飽きることはない。

加えて店が料理を取り分けてくれるので、話に集中できてメンバーに気を遣わせないのもメリット。

彼らが魚に開眼しながらともに趣味を語れる店は、人脈おじさんこそ知る恵比寿らしい隠れ家酒場だ。

『肴場あおもん(サカバアオモン)』(代官山/居酒屋)について詳しく知りたい方はこちらの記事もおすすめ。

2.恵比寿ガーデンプレイス『青ちょうちん』

クライアントとの「しっぽり飲み」なら!

若者も多い恵比寿で、取引先としっぽり飲むなら“ガプレ”のハイエンド横丁「ブリックエンド」がオススメ。

中でも、この店は料理が本物で舌の肥えた相手でも安心。圧巻の音響システムもあって話題にも事欠かない。

16Aホーンの音を聴きながら一ツ星の小料理をつまめる。堪らないでしょ

『青ちょうちん』:昼間は『吉丸珈琲』として喫茶営業。バー開店以降、巨大なスピーカーから腹に響く音が流される。ジャズ中心だが、場合によってはロックがかかることも

『青ちょうちん』:昼間は『吉丸珈琲』として喫茶営業。バー開店以降、巨大なスピーカーから腹に響く音が流される。ジャズ中心だが、場合によってはロックがかかることも

カウンターに座ると、その巨大さに改めて驚く。レコードがかかれば圧倒的な臨場感。体中がすっぽり音に包まれたように錯覚する。

聞けば現代のオーディオがいまだに超えられない「ウェスタンエレクトリック」という、いまはなきアメリカの伝説的音響機器メーカーが1929年、映画館用に作った音響システムとのこと。

“16Aホーン”という名でスピーカーだけでなく、アンプも当時のまま組み立てられている。

『青ちょうちん』は、ミシュランで星を獲得する白金の日本料理店『あき山』が手掛けるバー。

店主の秋山英登さんが「よりカジュアルに、ウチの出汁とお酒を楽しんでほしい」と開いた。そのため、肴はすべて『あき山』仕込み。

『青ちょうちん』:昆布と鰹で引くおでんだしはタネの味も出て沁みる。写真は「おでん盛り合わせ」(¥1,500~)の一例で、タコや根曲がり筍など

『青ちょうちん』:昆布と鰹で引くおでんだしはタネの味も出て沁みる。写真は「おでん盛り合わせ」(¥1,500~)の一例で、タコや根曲がり筍など

一番の名物はおでんで、本店と同じ定番料理も提供。

どれも出汁の旨みが前面に出た上品さで、大人が安堵する優しさにあふれている。

『青ちょうちん』:キレのある旨みが魅力の福島「飛露喜 特別純米」(¥800)、限定酒「山形正宗 夏ノ純米」(¥700)など、おでんとの相性を考えたラインナップがそろう

『青ちょうちん』:キレのある旨みが魅力の福島「飛露喜 特別純米」(¥800)、限定酒「山形正宗 夏ノ純米」(¥700)など、おでんとの相性を考えたラインナップがそろう

その味わいに合わせて厳選したという、日本酒もかなり充実しており隙がない。

こうして本物をふたりで共有する時間は他の何物にも替えがたく、誘った相手への最高のホスピタリティーとなるのだ。

『青ちょうちん』(恵比寿/バー(BAR))について詳しく知りたい方はこちらの記事もおすすめ。

3.恵比寿・並木橋『BISTRO NOCHE(ビストロノッチェ)』

クリエイティブ系との「深夜メシ」なら!

深夜にガッツリ美味しいものを欲する。それは遅くまで働いてモノを創るクリエイティブ系の習性かもしれない。

そんなときに重宝するのがココ。静かな一角にあり、店主も気さくで通いやすい。

27時まで営業していて、点心も本格的だから業界人が自然と集まってくる

『BISTRO NOCHE(ビストロノッチェ)』:明治通りに面したビル2階の一室にあり、中に入れば想像以上に広い空間が現れる。目立つ看板はなく、店内からわずかにのぞくサインが唯一の手がかり

『BISTRO NOCHE(ビストロノッチェ)』:明治通りに面したビル2階の一室にあり、中に入れば想像以上に広い空間が現れる。目立つ看板はなく、店内からわずかにのぞくサインが唯一の手がかり

明治通り沿いだが、『BISTRO NOCHE(ビストロノッチェ)』(恵比寿/居酒屋)があるのは人通りの少ない一角。さらに隠れるようにビルの2階に潜んでいる。

木の扉を開ければ、すでにかなりの賑わい。クリエイティブ系も多い、深夜族の溜まり場になっている。

店主の山下貴彦さんは以前、西口の線路沿いで居酒屋を営んでいたが、その頃から何気なく作る料理が抜群に旨いというすご腕の持ち主。

ビストロといいつつ、刺身や揚げ物などの居酒屋料理も多く、その多彩さに驚くが、本人はひょうひょうとしていて、「お客さんのリクエストをいろいろ聞いていたら、こんなに増えちゃいました」と豪快に笑う。

この人柄に惚れ込んで通う仲間も多いのだ。何を食べても間違いないが、特に点心は絶品。

『BISTRO NOCHE(ビストロノッチェ)』:旨みが強い餡は鹿児島「渡邊バークシャー牧場」の黒豚。「焼売 2ヶ」¥600、「エビ焼売」¥650

『BISTRO NOCHE(ビストロノッチェ)』:旨みが強い餡は鹿児島「渡邊バークシャー牧場」の黒豚。「焼売 2ヶ」¥600、「エビ焼売」¥650

実は老舗の中華料理店でみっちり修業した経験があり、レギュラー陣だけで餃子6種、焼売4種をオンメニュー。

どれも噛み締めれば、旨みたっぷりの肉汁があふれ出す。

『BISTRO NOCHE(ビストロノッチェ)』:お酒はクラフトビール「envy」(¥1,000)、ニセコ蒸溜所ジン「ohoro」(¥2,000)など、個性派も多い

『BISTRO NOCHE(ビストロノッチェ)』:お酒はクラフトビール「envy」(¥1,000)、ニセコ蒸溜所ジン「ohoro」(¥2,000)など、個性派も多い

お酒もクラフトビールや国産ジンなど、珍しい銘柄を多彩に取りそろえていて飽きさせない。

通うほどに味わい深く感じられる深夜食堂なのだ。

『BISTRO NOCHE(ビストロノッチェ)』(恵比寿/居酒屋)について詳しく知りたい方はこちらの記事もおすすめ。

4.恵比寿・渋谷橋『やくぜん酒場 甘草(かんぞう)』

ウェルビー女子との「食事会」なら!

渋谷橋のすぐ横に、“漢方薬”と暖簾がかかった薬局があったのを覚えている人も多いはず。その場所が昨年末、『やくぜん酒場 甘草(かんぞう)』(恵比寿/居酒屋)として生まれ変わった。

薬局が跡地での飲食展開を考え、選ばれたのが同店。「国産生薬を作りたい」との目標を掲げ自社畑ももつ、なんちゃってではない“やくぜん酒場”なのだ。

罪悪感なく飲める!薬膳の考えを取り入れた体思いの料理やお酒が揃う

『やくぜん酒場 甘草(かんぞう)』:元は1922年創業の『マツオ十字堂薬局』。『やくぜん酒場 甘草』の裏に同薬局は現在も店舗を構える。長く続く看板を残し、ガラス越しに店内がよく見える明るい雰囲気の酒場を造った

『やくぜん酒場 甘草(かんぞう)』:元は1922年創業の『マツオ十字堂薬局』。『やくぜん酒場 甘草』の裏に同薬局は現在も店舗を構える。長く続く看板を残し、ガラス越しに店内がよく見える明るい雰囲気の酒場を造った

渋谷橋のすぐ横に、“漢方薬”と暖簾がかかった薬局があったのを覚えている人も多いはず。その場所が昨年末、『やくぜん酒場 甘草(かんぞう)』(恵比寿/居酒屋)として生まれ変わった。

薬局が跡地での飲食展開を考え、選ばれたのが同店。「国産生薬を作りたい」との目標を掲げ自社畑ももつ、なんちゃってではない“やくぜん酒場”なのだ。

『やくぜん酒場 甘草(かんぞう)』:自然の温かみがある資材を多く使う店内はカフェのような雰囲気で、普段は酒場に行かない女性でも心地良い。他客から隔たれた雰囲気の2階小上がりにも注目

『やくぜん酒場 甘草(かんぞう)』:自然の温かみがある資材を多く使う店内はカフェのような雰囲気で、普段は酒場に行かない女性でも心地良い。他客から隔たれた雰囲気の2階小上がりにも注目

薬膳料理は難しく聞こえるが、要は体を整える旬の野菜を使った食事。

ここでウェルビー女子に嬉しいのが、野菜をたっぷり使った結果「美味しい!」が先行することだ。

『やくぜん酒場 甘草(かんぞう)』:丸鶏の出汁に貝だしを足し、豆苗、小松菜などの葉物野菜を国産豚とともにサッと煮て食べる「草鍋」。〆の麺も絶品だ。1人前¥2,750(写真は2人前)

『やくぜん酒場 甘草(かんぞう)』:丸鶏の出汁に貝だしを足し、豆苗、小松菜などの葉物野菜を国産豚とともにサッと煮て食べる「草鍋」。〆の麺も絶品だ。1人前¥2,750(写真は2人前)

例えば丸鶏でとった「草鍋」のスープはつまみになるほど滋味深く、生姜も効いて冷房で冷えた体を温める。

そんな体にいいこと尽くしの料理で飲めば、罪悪感も忘れ、お酒が進んでお喋りも活気づく。

女子のテンションの上がり具合が、目に見える薬膳料理の即効性だ。

『やくぜん酒場 甘草(かんぞう)』(恵比寿/居酒屋)について詳しく知りたい方はこちらの記事もおすすめ。

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また、グルカレでは便利にWeb予約ができるお店が増えています。
お店の空席状況を確認して、いつでもどこでもWebで予約ができますので、ワンランク上のお食事の際にはぜひグルカレをご利用ください!

この記事の著者

東京カレンダー編集部

ビジネスシーンでも遊びでも東京の最先端トレンドを謳歌している一流の大人たちに向けた「より豊かで艶やかな人生」を送るためのグルメ&ライフスタイル誌「東京カレンダー」を発行。

  • ※ 本記事はグルカレに掲載されている情報や店舗が公開する情報、および当社にて取材を行った際の情報を元に料理名・予算等の情報を掲載しております。営業時間やメニュー等の内容に変更が生じる可能性があるため、最新の情報はお店のSNSやホームページ等で事前にご確認をお願いします。