東京カレンダー(東カレ)2023年5月号

代々木上原主義。(表紙:堀田 茜 発売日2023年3月20日)

洒落た大人たちが小さなお店でワイン片手に談笑していたり、芸能人がなんてことない商店街を歩いていたり……。「代々木上原」には不思議なカラーがある。

決して街がお洒落なわけでもないのだが、そこに住み、集う人々が圧倒的に格好良い。

港区の艶やかさ、銀座の高級感を華やかに楽しむ夜もいいが、そろそろ「代々木上原」の心地良い格好良さを知っておいても損はない。

東京カレンダー(東カレ)2023年5月号「代々木上原主義。(表紙:堀田 茜 発売日2023年3月20日)」に掲載されているレストラン

『メゾン サンカントサンク』などの姉妹店で感度の高い大人たちが贔屓にする一軒。
ワインをはじめ、日本酒やオリジナルのお酒も充実。割烹や“サンカントサンク”でシェフをしていた料理長が作る、フレンチの要素が入った和の酒肴に杯が進む!
上原駅前商店街を少し入った住宅街にある和食居酒屋。
人気の理由は変わらぬ味とコストパフォーマンス。豊富なお酒とそれに合わせるつまみは気が利いていて、お店の良さを実感できる。名物の「うにいくら丼」はコースの〆におススメ。
上原駅前商店街の入口に誕生した和食店。
程よく落とされた明かりがムードの良さを演出。メニューをひらけば、定番の居酒屋メニューがずらり。ただその裏には、確かな技術が隠れる。終電ギリギリまで一緒に過ごしたいふたりにぴったり!
上原っぽさを体現したら『kaiki』が正解。
名店で経験を積んできた若きシェフが作り上げた洒脱な空間でいただくのは、野菜をメインにした料理の数々。たくさん食べても罪悪感がないと女性ウケ絶大。ワインが進み、ふたりの会話も上手くほどけていくはず!
代々木上原の顔的存在のビストロ。
2022年に移転&リニューアルを果たし、ゆったりと寛げる店内へとアップグレード。オープンキッチンも備わり、どの座からもシェフやスタッフたちの躍動感が伝わってくる。肩肘張らず、艶やかな夜を過ごせるはず。
代々木上原駅すぐに位置する中華料理店。
“日々”近隣住民の胃袋を支えている人気店で、料理も内装も驚くほど洗練されている。
グルメな彼女の舌をも満足させる本格的な味とセンス。食偏差値の高さは料理を口にすれば一目瞭然だ!
とんかつ専門店『つかんと』と『atiromTokyo』プロデュースの洋食ブランド『七洋軒』がドッキングし誕生したのがこちら。
店先の透明な提灯や店名のネオン管がポップな雰囲気を醸しだす。大人仕様の贅沢な洋食に胸の高鳴りが止まらない!
食を軸にしたライフスタイル提案型の複合施設「BANK」。その1階に誕生したのがこちらのビストロ。隣接するベーカリー『bank』の「パンと一緒に味わう料理」をコンセプトに据え、ゆったりと食事を楽しめる。
イタリアンと和を経験した店主が営む割烹料理店。扉を開ければ一見であってもすぐに落ち着ける空気が漂い、朗らかな店主・井本さんが出迎えてくれる。
洗練されていながらも手の届く価格帯で、代々木上原らしい日常のご褒美を与えてくれる。
上原水道通り商店街にある人気ビストロ。
古典的なフランス料理にはハードルの高さを感じがちだが、その味わいがカジュアルな空間で堪能でき、アラカルトで気ままに頼めるのだから最高!ライブ感たっぷりのカウンターが特等席。
もっと食べたいのに重い……そんな「串揚げ」のジレンマを解消してくれる救世主的な串揚げ専門店がここ!
定番にとらわれない構成と、圧倒的な軽やかさに串揚げのイメージがアップグレードされること必至。モノトーンで統一されてシックな雰囲気の店内も魅力。
「カウンターイタリアン」の最先端。
イタリアンでは珍しい、鉄板で仕上げる料理が特徴で台形型のカウンターでは調理の臨場感を満喫できる。
オーナーシェフの豊島昇剛さんが作る料理はすべて明快で、素材の持ち味を存分に引き出したものばかり。お通しの自家製パンも絶品!
上原一丁目にひっそりと佇む話題のカウンターフレンチ。雑居ビルの2階にあり、カウンターのみの隠れ家的な雰囲気も魅力。
名物はコースの冒頭で5種類登場するフィンガーフード。実力派シェフのユーモアが詰まったキュートな佇まいにふたりの距離も縮まるはず。
「日本橋三越本店」のほど近く、ビル2 階に誕生したイタリアン。
フードロス問題に目を向け、流通に乗りづらい素材を盛り込みつつ楽しさのある料理やスタッフの和やかな雰囲気が、ほっと寛げる“Peace”な時間をもたらしてくれる。
閑静な住宅街に潜む隠れ家的鮨店。
複雑な味わいに進化する握りと正統派のおつまみで旬を楽しませてくれる。
マンションの1階にありながらまるで和風の一軒家のごとき佇まいと席間や奥行きにもゆとりがあり、ゆったりと寛ぐことができる空間も魅力。
マンション1階に潜むフレンチの名店。
マンションの隣り合ったふた部屋をつなげている店内には、オープンキッチンとクラシックなテーブルスペースを備える。
百戦錬磨のシェフによる華麗な盛りつけと、体にしみ入る美味しさがふたりの心をつかむ。
〝上原〞らしさを随所に纏うイタリアン。
「その日のベストを突き詰めたくて」という、オーナーシェフの岩坪 滋さんの想いからイタリアンで珍しい〝少量多皿〞コースを提供。ナチュラルワインを織り交ぜたワインペアリングもふたりの経験値を高めてくれる。
住宅街の小径に佇む実力派割烹料理店。
日本料理の一流店で研鑽を積んだご主人の菅野茂男さんが実家に店を構え名店の味を継ぎ、その名に恥じぬ美味を作り続ける。
スタンダードな料理に独自の工夫を加えた一皿ひと皿は、和食初心者にも安心。
旭坂を少し登った路地に佇む四川料理店。
店を仕切る廣瀬文彦シェフの巧みなスパイス使いで、なじみの料理もまた違った味わいに。どんなスパイスが使われているのか、カウンター越しにシェフに直接尋ねても会話が盛り上がるはず!