三宿・池尻界隈に住むクリエイターたちの、“日中のホーム”となるカフェ3選
レストランまとめ

2024年12月20日

三宿・池尻界隈に住むクリエイターたちの、“日中のホーム”となるカフェ3選

池尻・三宿エリアは、夜深くまで人が集うとはいえ、そこは住宅街。朝は早く、人気のカフェは昼前から賑わう。

ファッション、インテリア、アート、音楽といったライフスタイルのトレンドを、リアルに体感できるの洗練されたカフェを紹介したい。

この記事のポイント

1.『RIVERSIDE CLUB(リバーサイドクラブ)』

ゆるりと流れる時間が心地良い“中目尻”の大人ラウンジ

『RIVERSIDE CLUB(リバーサイドクラブ)』:2014年にオープンしたクリエイティブオフィス「THE WORKS」の1階に2020年オープン。天井高の開放的な空間は唯一無二。近隣にアパレルやデザイン系の事務所も多く、平日の客層も洒落ている

『RIVERSIDE CLUB(リバーサイドクラブ)』:2014年にオープンしたクリエイティブオフィス「THE WORKS」の1階に2020年オープン。天井高の開放的な空間は唯一無二。近隣にアパレルやデザイン系の事務所も多く、平日の客層も洒落ている

池尻大橋とも中目黒とも言えるが、いずれにしても駅から離れた目黒川一帯を指して、“中目尻”と呼ばれ始めたのはこの数年のこと。

注目されるようになった理由は、感度の高い人々が集まる良店が集中しているから。『RIVERSIDE CLUB(リバーサイドクラブ)』(池尻大橋/ビストロ・バル)はまさに、その代表格と言えるだろう。

『RIVERSIDE CLUB(リバーサイドクラブ)』:アートや音楽など、カルチャーの発信拠点としての顔も持ち、DJブースの背面のアートワークは度々入れ替わる

『RIVERSIDE CLUB(リバーサイドクラブ)』:アートや音楽など、カルチャーの発信拠点としての顔も持ち、DJブースの背面のアートワークは度々入れ替わる

ランチタイムとなれば家族連れが姿を見せ、午後は名物「カヌレプリン」をシェアするカップルや女子が席を埋める。

夕方には犬の散歩帰りに立ち寄る常連が訪れ、夜の始まりとともに、大人たちが寛ぐ。

誰に対してもオープンでフラット。気負わずに過ごせるカジュアルさも心地良く、気づけば時間が経っている。

第二のリビングのようなオールデイラウンジだ。

『RIVERSIDE CLUB(リバーサイドクラブ)』(池尻大橋/ビストロ・バル)について詳しく知りたい方はこちらの記事もおすすめ。

2.『SÖAP(ソープ)』

池尻のカフェの洒脱さはこの店から始まった

池尻大橋の駅から緑道沿いを歩くこと約10分。周囲はほぼ住宅街、というロケーションに突如現れる白壁のカフェ

池尻大橋の駅から緑道沿いを歩くこと約10分。周囲はほぼ住宅街、というロケーションに突如現れる白壁のカフェ

現在に続くカフェブームの口火を切ったと言われる原宿の『オーバカナル』。

そこでの経験を経て、オーナーの諏訪明彦さんが自身の店をこの場所に構えたのは23年前。原宿に『Lotus』ができた1年後のこと。

「最近オープンしたんですか?と聞かれることもよくあります」と笑う諏訪さん夫妻

「最近オープンしたんですか?と聞かれることもよくあります」と笑う諏訪さん夫妻

池尻を選んだ理由は「原宿の家賃が高すぎて、ここまで離れないと予算に見合わなかった」と笑うが、結果的にそれは“大人の隠れ家”として功を奏す。

朝4時まで営業していた頃は業界人の社交場として、クローズを早めた現在は界隈に住むクリエイターの“日中のホーム”として。

感度の高い大人が『SÖAP』に集うのは、いまも昔も変わらない。

白を基調としたダイナーのような空間。壁を彩るのは親交のあるmio.matsumotoのアートワーク

白を基調としたダイナーのような空間。壁を彩るのは親交のあるmio.matsumotoのアートワーク

最近ではどこか懐かしさを感じながらも洒脱なセンスが光る空間が、「韓国っぽいカフェ」とSNSで注目され、週末は若い世代で賑わうことも。

ザ・王道の“カフェ飯”が並ぶメニューもまた、世代を超えて愛されている。

「本日のグラタン」(¥1,400)とグレナデンシロップとアールグレイを使った「トロピカルアイスティー」(¥750)

「本日のグラタン」(¥1,400)とグレナデンシロップとアールグレイを使った「トロピカルアイスティー」(¥750)

日替わりの具材で提供される「本日のグラタン」(¥1,400)とグレナデンシロップとアールグレイを使った「トロピカルアイスティー」(¥750)。

人気メニュー「タラモクリームポテト」のパスタ版、和風だしが香る「明太子クリームパスタ」¥1,300

人気メニュー「タラモクリームポテト」のパスタ版、和風だしが香る「明太子クリームパスタ」¥1,300

移り変わりが激しいこのエリアで、時代と共に歩み続ける知られざるレジェンド店だ。

3.『drip(ドリップ)』

令和の“3時のおやつ”は古びた集合ビルの2階にある

『drip(ドリップ)』:控えめな看板とロゴが2階へと続く入り口扉の目印

『drip(ドリップ)』:控えめな看板とロゴが2階へと続く入り口扉の目印

ラーメンの『八雲』、ケーキの『ラトリエ モトゾー』といった“昼の顔”を代表する人気店が連なる池尻大橋駅前商店街。

その中でも東口から徒歩30秒という屈指のロケーションにそびえるレンガの建物は、界隈に住む人間なら誰もが知る飲食ビルだ。

『drip(ドリップ)』(池尻大橋/カフェ・喫茶店)がこの東山共同ビルの2階にオープンしたのは3年前。デザイン事務所としてスタートした空間をそのまま活かし、大人が寛げる喫茶店へと進化させた。

『drip(ドリップ)』:オフィス時代の面影を残すコピー機がなんだかエモい。店の仕掛け人は、同じ池尻の酒場『OMA』を運営する榊原祐樹さん

『drip(ドリップ)』:オフィス時代の面影を残すコピー機がなんだかエモい。店の仕掛け人は、同じ池尻の酒場『OMA』を運営する榊原祐樹さん

皆が心待ちにするその“おやつ”とは、古き良き老舗喫茶のメニューそのままのプリンやクリームソーダ。

多忙な平日を乗り越えた週末のご褒美がここにある。

『drip(ドリップ)』(池尻大橋/カフェ・喫茶店))について詳しく知りたい方はこちらの記事もおすすめ。

いかがでしたでしょうか。
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お店の空席状況を確認して、いつでもどこでもWebで予約ができますので、ワンランク上のお食事の際にはぜひグルカレをご利用ください!

この記事の著者

東京カレンダー編集部

ビジネスシーンでも遊びでも東京の最先端トレンドを謳歌している一流の大人たちに向けた「より豊かで艶やかな人生」を送るためのグルメ&ライフスタイル誌「東京カレンダー」を発行。

  • ※ 本記事はグルカレに掲載されている情報や店舗が公開する情報、および当社にて取材を行った際の情報を元に料理名・予算等の情報を掲載しております。営業時間やメニュー等の内容に変更が生じる可能性があるため、最新の情報はお店のSNSやホームページ等で事前にご確認をお願いします。