東京カレンダー(東カレ)2023年6月号

気軽に飲むなら「目黒」でしょ?(表紙:田中 みな実 発売日2023年4月21日)

「目黒」といえば高級住宅地がゆえに、お洒落でハイソなイメージ。

だが、レストラン事情といえば、高級店は少なく、駅前や権之助坂にある小体のビストロ、イタリアン、居酒屋からは、温かい笑い声が漏れてくる。

店に集うのは、落ち着いた大人だけ。隣の客とも自然と盛り上がってしまうような、大人も高揚感を感じて飲める、そんな夜が「目黒」だ。

恵比寿だと、ちょっと子供っぽい……、白金だと、ちょっとお高い……、ならば「目黒」へ。

東京カレンダー(東カレ)2023年6月号「気軽に飲むなら「目黒」でしょ?(表紙:田中 みな実 発売日2023年4月21日)」に掲載されているレストラン

丸の内テラス9階にあるフレンチレストラン。一直線に続くストロークの先には丸の内の夜景が♡またテーブルをゆったり配置しているため、パーソナルスペースは広く、ふたりの世界に没入できる。エントランス近くには、10階『THE UPPER 』と共有のバーも。
目黒駅東口で最も賑わう通りの一角に佇むもつ焼き専門店。名を轟かせる『スタミナ串焼き 仲垣』の姉妹店で、串を、ひと口頬張れば鮮烈な旨みが豊かに広がる。まさに、酒も串も会話もすすむ和みの空間。デートの新しい選択肢に開眼すること間違いなしだ。
権之助坂にあるイタリアンバル。
ここでは泡好き”のあいだでこのところ人気急上昇中のフランチャコルタと腕利きシェフの料理を楽しめる。
美酒美味が溢れるバルは、間取りがコンパクトなぶん、濃密な時間が過ごせるはず!
権之助坂商店街の一角にあるスペインバル。
〝大人カジュアル〞をコンセプトに掲げる同店は、肩肘張らずにしっかり料理を堪能できる「バルとレストランの中間」を体現。
朗らかなスタッフのオススメに耳を傾け、陽気なバルの醍醐味を味わい尽くしたい。
目黒駅から少し歩き、目黒不動尊のそばに位置する鮨の名店。
現在、店を任せているスタッフの平均年齢は24〜25歳とフレッシュ。元球児が多く、営業中も元気ハツラツ!
名物のひとつ「りんだ巻き」(別注)は見た目も味もインパクト抜群の一品だ。
美食とコスパが共存する目黒らしい和食店。
東口のロータリーから徒歩1分という立地の良さ。ビルの地下に降り、扉を開ければその和やかな空気感にたちまち心がほぐれる。
心づくしの料理を味わい、日本酒を飲みながら語り合えば、その夜は忘れられないものに♡
ごく普通のマンション内に潜む鮨バー。
カウンターの上下にめぐらされたカラフルなネオン管の明かりや、コンクリート打ちっぱなしの壁の無機質なテイストが、既存の鮨店らしからぬクールな印象を醸し出す。このご時世に深夜4時までという営業時間も、なんとも頼もしい1軒だ!
目黒駅から南へ徒歩約7分にある“大人の遊び場”。「海外のように年齢関係なく大人が遊べる場所を作りたい」という思いから1棟で〝ハシゴ〞ができる店舗を計画。
1階ではモダンアジアンを楽しめ、3階にはワインバーを備える。時間を忘れて遊びたい大人を、この一軒家は待っている!
ヤザワミートが手がける焼肉店。
セパレートされたプライベート感たっぷりのシートでホルモンや生肉、極上の赤身を味わう夜ほど、官能的なものはない。
雑居ビルの2階というロケーションも、知る人ぞ知る感たっぷり。目黒の夜は、この店に委ねるのが正解だ!
とことん飲めるダイニングバー。
白壁のカフェのような店に入ると、そこはレコードや本が並ぶ男の趣味部屋的な空間。
“海外のホームパーティー”をテーマにかまえた店だから、居心地も価格もすべてがカジュアル。仲間と訪れるなら左側のローテーブルがおススメ!
港区の知る人ぞ知る立地にあり、ふたりで使える個室も完備。これだけデート向きな焼肉店は、そうそうない。
いつも仄暗く、ムーディーな雰囲気が漂い、ふたりの気分を高める。無煙ロースター採用だから、安心して楽しめる点も高級店ならでは。
駅からほど近い場所にある、お茶割りを楽しむための店で、相棒となるつまみは唐揚げ。
驚くことにどちらも100種をそろえる。
ステンレスのカウンターなど、モダンな要素のおかげで若い女性も入りやすい。注文で楽しくなり、飲んで食べれば会話が一層盛り上がる。
細い路地の角に佇む人気ビストロ。店内にはテーブル席とカウンター席があり、開放的な雰囲気。
赤い壁に掲げられた黒板には季節のおススメが並ぶ。温かみのある照明の下、どれをオーダーしようか悩むのも楽しい。
目黒駅前の人気焼肉店。目黒本店は店頭にテラス席があり、この界隈の愛犬家なら知っているペット同伴可能な場所。ワンコ用のメニューがある訳ではなく、人間が頼む肉と同じものを味付けなしで提供。
焼肉を堪能しつつ、隣客と愛犬トークで盛り上がる社交場的一面もあり!
権之助坂から1本路地に入った、住宅街に位置するビアバー。
元ガレージの無機質さを生かしたミニマルな空間には、スタンディングカウンターやベンチシート、奥にはグループでゆったり寛げるテーブル席も。
通うたびにセンスが磨かれていく一軒だ。
駅から徒歩約3分の雑居ビル内にある馬肉専門店。店内の空間は天井も高く広々としていて、木を基調にした内装は、温かい気分にさせてくれる。
かしこまり過ぎない座敷空間で、名物の馬しゃぶを囲めば、みんなの絆もウマく深まるはず!?
安永4年創業の「八戸酒造」の銘酒を存分に味わえる、グラマラスなカウンター割烹。
和食のフォーマットは踏まえつつも革新的な料理で、銘酒「陸奥八仙」シリーズとのマリアージュを的確に表現する。青森の伝統工芸を随所に配した、クールな空間も魅力。
駅にほど近い商店街の一角にあるフレンチレストラン。こちらではオートクチュール感覚でディナーを組み立てることができる。
シェフの安達さんが腕を振るうカウンターキッチンの前には、食材がずらり。まさにパリのマルシェ気分を味わえる新星だ!
駅から徒歩約5分。大通りを渡れば白金台、という“目黒の端”に位置する和食店。
柔和な店主による料理はシンプルで上質、それでいて気負いのない優しい味わい。ゆったりとした時間を過ごしたいふたりに安らぎをもたらしてくれる。
和の要素を融合させる独自のスタイルを探求するフレンチレストラン。
店内には温かみのある空間が広がり、自由な感性に満ちた料理がグルマンを魅了。
装飾を一切排した扉に店名のロゴのみが光る、ストイックなエントランスが扉の向こうで過ごす時間への期待を高めてくれるはず!