池尻大橋『dom（ドム）』。グルメ感度高めな女子が訪れる。路地裏の２階に潜む、暗がりのワインバーとは

店主の「好きなものを集めた」統一された空間の心地良さ

『dom（ドム）』：階段に置かれた看板が目印。階段を上るとエレベーターが目の前に現れるが、それはお店に止まらず。さらに奥に階段があり、上ると店にたどり着く

『dom（ドム）』（池尻大橋／ワイン、バー（BAR））の場所は商店街と目黒川の間の路地。ビル奥の通路を通って階段でしか行けないという、動線が実に隠れ家的。

『dom（ドム）』：「古いものが好き」という米盛さんが集めたアンティーク家具は見るだけで楽しい

ひとたびドアを開けると、それまでの印象は一変。

広々としたスペースに、真空管アンプのラジオや、アンティーク家具が無造作に置かれ、モノクロ映画がプロジェクターで投影される。照明は極力抑え、ムード満載。

テーブル席は席間にゆとりがあり、秘めたる時間を過ごすにはこれ以上ない。

『dom（ドム）』：アルザスの人気生産者の一本。果実や紅茶など複雑でコクのある「ローラン・バーンワルト ラ・ヴィ・オン・ローズ 2022」グラス￥1,700、ボトル￥10,450

そんな空間で楽しみたいのが、ナチュラルワインとそれに合わせた料理の数々。

「基本的にシンプルでありたいと思っています。ひと皿に食材は３つまでしか使いたくなくて、素材感や輪郭は残したいですね」とオーナーの米盛さん。

『dom（ドム）』：「ナガノパープル、ブラッティーナ、ビーツのサラダ」￥2,900。前菜のひと皿。時期によって内容は変わる

例えば、季節のフルーツとチーズの前菜は定番だが、そこにゼリーのような食感を出したビーツを合わせるなど、アクセントになるような面白さがあるのが、“dom流”。

アラカルトでもコースでも楽しめ、もちろんペアリングも盤石。

『dom（ドム）』：「鹿児島 カンパチのカルパッチョ」（￥2,100）

「鹿児島 カンパチのカルパッチョ」（￥2,100）はマッシュルームと合わせ、イタリアの魚醤とオリーブオイル、レモン汁のソースで。

『dom（ドム）』：『エンジン』時代からのファンも多い「パスタ レモンバター」（￥1,800）は、リングイネにレモンバターを絡めた、シンプルだがクセになるひと皿

最高に心地良い『dom（ドム）』（池尻大橋／ワイン、バー（BAR））が、池尻の新たな顔となる。

『dom（ドム）』へのアクセス・行き方は？

池尻大橋駅（東急田園都市線）東口から出て、駅出口を背にして左にある道に入り、直進する。

一つ目の交差点を左折して、つきあたりを右へ。閑静な住宅街をまっすぐ進んでいくと左手にあるクレデウス第2ビル 2階に『dom（ドム）』（池尻大橋／ワイン、バー（BAR））はある。池尻大橋駅から徒歩2分ほどでアクセス可能だ！

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