表参道駅からすぐの隠れ家中華『青山はしづめ』。食べ慣れたふたりが行き着く、懐石中華という心地良い刺激
レストラン紹介

2023年10月20日

表参道駅からすぐの隠れ家中華『青山はしづめ』。食べ慣れたふたりが行き着く、懐石中華という心地良い刺激

意外性はデートに効くが、『青山はしづめ』(表参道/中華)はその典型だ。趣ある一軒家の階段を上った先で楽しめるのは“懐石中華”。

和の設えや国産食材が中華のエッセンスと出合った時、意外なほどの艶やかさが生まれると、青山の路地で実感する。

そんな『青山はしづめ』(表参道/中華)の魅力を紹介しよう!

この記事のポイント

こんなシーンにおすすめ!
「中華が食べたい♡」そんなオーダーを受けたら
予約しておきたいのがこの一軒!

駅近なのに隠れ家という立地にも興味をそそられる!

『青山はしづめ』:賑やかな青山通りを脇に入った先に、バーと中華料理店の小さな看板を並べる古民家がある

『青山はしづめ』:賑やかな青山通りを脇に入った先に、バーと中華料理店の小さな看板を並べる古民家がある

表参道駅から徒歩3分。それでも店がある路地は静寂に包まれ、お忍び感満載。

少し不安を抱くから、着けた時に喜びも増す。

『青山はしづめ』:1階が『バー・ラジオ』で2階が『青山はしづめ』。しかし、扉はバーにしか見えないため「ここでいいの?」と、目の前まで来て迷う人が多いとか。デートでは待ち合わせしてから伺うのがスマートで、予期しないディナーの始まりをふたりで楽しめるだろう

『青山はしづめ』:1階が『バー・ラジオ』で2階が『青山はしづめ』。しかし、扉はバーにしか見えないため「ここでいいの?」と、目の前まで来て迷う人が多いとか。デートでは待ち合わせしてから伺うのがスマートで、予期しないディナーの始まりをふたりで楽しめるだろう

建物の前に『青山はしづめ』(表参道/中華)の行灯はあるが、扉には『バー・ラジオ』の名前しかないので開けるのに躊躇してしまう。

しかし中に入れば、バーの入口隣に中華料理店へと続く階段がある。

『青山はしづめ』:以前は『バー・ラジオ』が使用していたカウンターもそのまま使っている。多彩な器は骨董コレクターでもあるオーナーの目利き品だ

『青山はしづめ』:以前は『バー・ラジオ』が使用していたカウンターもそのまま使っている。多彩な器は骨董コレクターでもあるオーナーの目利き品だ

新潟から移築した古民家を極力残した空間は、ノスタルジックな趣。

席タイプは?
カウンターとテーブル席。
デートはもちろん、会食での利用にもおススメ。

和食器に盛られた旬を感じる中華が、いつになく会話とお酒を進ませる

『青山はしづめ』:コース1品目を飾る「特製前業九種盛」

『青山はしづめ』:コース1品目を飾る「特製前業九種盛」

まるで八寸のような冒頭の前菜盛り合わせに、気分は一気に盛り上がる。

美しい小鉢にのるのは、新生姜のスープやよだれ鶏などで、9品のミニコース仕立てというのもエンタメ感たっぷり。

写真右列上から順に、新生姜の蒸しスープ、金武アグー豚のチャーシュー、真鯛の青ねぎソース、よだれ鶏、クラゲの甘酢漬け、焼いたイチジクにピータンと泉州水ナス、エビマヨ、クリームチーズ豆腐、白バイ貝と枝豆の炒めもの。

八寸さながらの美しき前菜にスタートから今宵の成功を確信する。

『青山はしづめ』:「本マグロの冷製茶碗蒸し」

『青山はしづめ』:「本マグロの冷製茶碗蒸し」

「本マグロの冷製茶碗蒸し」。

中トロは紹興酒漬け、茶碗蒸しにはオクラや冬瓜などの夏野菜が入る。

『青山はしづめ』:「鰻と大根餅春巻き」

『青山はしづめ』:「鰻と大根餅春巻き」

中華の餅(大根餅)と日本の餅(粟麩)を合わせた「鰻と大根餅春巻き」。

『青山はしづめ』:高級食材を用いた王道中華も最高!「フカヒレステーキの蟹餡 黒毛和牛リブロース添え」。フカヒレは外はパリッと、中はゼラチン質でトロッとし、そこに蟹味噌の入った餡が絡む濃厚な味わい

『青山はしづめ』:高級食材を用いた王道中華も最高!「フカヒレステーキの蟹餡 黒毛和牛リブロース添え」。フカヒレは外はパリッと、中はゼラチン質でトロッとし、そこに蟹味噌の入った餡が絡む濃厚な味わい

その後は本まぐろを用いた冷製茶碗蒸しなど、日本の食材を中華に昇華して楽しませながら、真髄は〆に。

実はここ、数多の名店が贔屓にする「はしづめ製麺」が営む店。噛むことで山椒が香り完結する麻婆麺など、異なる2杯の麺を繰り出して実力を見せる。

予算はどのくらい?
1人¥20,000ほど。
大人の夜に最適の一軒。

老舗製麺会社が母体ゆえの高品質な〆に満たされる

『青山はしづめ』:「麻婆麺」

『青山はしづめ』:「麻婆麺」

「はしづめ製麺」の麺は職人技が光る名品ぞろい。

毎月2種を厳選し、麺を生かす味を探求することで唯一無二の〆が生まれる。

『青山はしづめ』:「蛤のスープ麺」

『青山はしづめ』:「蛤のスープ麺」

「蛤のスープ麺」のスープは、鰹昆布の出汁のみで作ったもの。ほうれん草による翡翠麺の緑が美しく透け、滋味深い香りにも安らぐ。

料理はすべてコース(19,360円)より。

はしづめ製麺とは……?

『青山はしづめ』:月替わりで多彩な麺を提供!手前から、日清製粉の最高峰小麦粉「金斗雲」の特製麺、刀削麺をイメージしたフレックスヌードル、翡翠麺、ごぼう麺、山椒麺

『青山はしづめ』:月替わりで多彩な麺を提供!手前から、日清製粉の最高峰小麦粉「金斗雲」の特製麺、刀削麺をイメージしたフレックスヌードル、翡翠麺、ごぼう麺、山椒麺

1949年に東京で創業した「はしづめ製麺」。

全国の一流ホテルや、『慈華』『イチリン ハナレ』など中華の名店にも麺を卸している。日本で初めて翡翠麺の開発に成功した。

マダムによるお酒のセレクトにも唸る!

『青山はしづめ』:写真左「メオ カミュゼ フレールエ スール フィサン2019」、写真右「女児紅」

『青山はしづめ』:写真左「メオ カミュゼ フレールエ スール フィサン2019」、写真右「女児紅」

右は中国紹興酒で“東の横綱”とされる「女児紅」グラス 1,936円。

左はブルゴーニュの「メオ カミュゼ フレールエ スール フィサン2019」ボトル 33,880円。

1階には青山を代表するオーセンティックバーが!

『青山はしづめ』:『バー・ラジオ』は1972年に神宮前にオープン。1998年に南青山の現店舗ができた

『青山はしづめ』:『バー・ラジオ』は1972年に神宮前にオープン。1998年に南青山の現店舗ができた

二軒目に間違いないバーが階下にあるのも、誘う側にとってありがたい環境だ。

『青山はしづめ』へのアクセス・行き方は?

東京メトロ銀座線・半蔵門線表参道駅A4出口から出て、表参道交差点を右に曲がる。

青山通り(246号)をまっすぐ進み、「ポルシェセンター青山」の手前の角を右へ。

少し直進すると、左手に『青山はしづめ』(表参道/中華)はある。

1階が『バー・ラジオ』で2階が『青山はしづめ』。

『青山はしづめ』(表参道/中華)が気になったら、行きたいお店リストに登録しよう!

いかがでしたでしょうか。
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また、グルカレでは便利にWeb予約ができるお店が増えています。
お店の空席状況を確認して、いつでもどこでもWebで予約ができますので、ワンランク上のお食事の際にはぜひグルカレをご利用ください!

この記事の著者

東京カレンダー編集部

ビジネスシーンでも遊びでも東京の最先端トレンドを謳歌している一流の大人たちに向けた「より豊かで艶やかな人生」を送るためのグルメ&ライフスタイル誌「東京カレンダー」を発行。

  • ※ 本記事はグルカレに掲載されている情報や店舗が公開する情報、および当社にて取材を行った際の情報を元に料理名・予算等の情報を掲載しております。営業時間やメニュー等の内容に変更が生じる可能性があるため、最新の情報はお店のSNSやホームページ等で事前にご確認をお願いします。