2023年09月14日
麻布十番にある日本料理の名店『麻布 かどわき』。世界中の美食家が憧れる「トリュフごはん」の魅力
名物「トリュフごはん」は、海外からのゲストにも人気の逸品だ。
同店が世界中の美食家たちから愛される理由は、そんな“記憶に残る料理”にあった!
開業23年目を迎えた、三ツ星を味わう愉悦
『麻布 かどわき』(麻布十番/懐石・割烹):この街で、10年以上。愛され続けることは即ち、一流の証
2000年8月、麻布十番で開店した『麻布 かどわき』(麻布十番/懐石・割烹)。
有名日本料理店での修業を経て独立を果たした店主の門脇俊哉さんは、伝統を踏まえつつも、時代のニーズに柔軟に寄り添う料理を提供している。
雑式通りへ向かうゲストの後ろ姿が見えなくなるまで頭を下げるのは、『麻布 かどわき』(麻布十番/懐石・割烹)の大将。その所作のひとつにも、もてなしの心と品格が滲み出る
『麻布 かどわき』(麻布十番/懐石・割烹):静謐さが漂うカウンター席
手入れの行き届いた檜の一枚板が美しいカウンターに座れるのはわずか6名。
門脇さんの細やかな仕事を眼前に望める特等席だ。
カウンター席の他に個室も用意。
デートはもちろん、会食や接待での利用にもおススメ。
『麻布 かどわき』(麻布十番/懐石・割烹):カウンターの一角には、ガラス工芸家・藤田喬平さんの花器が。隅々まで伝統的な和風建築の技法が施された空間に、イタリアで学んだ手法によるビビッドな作品が新鮮な印象をもたらす
2020年には「ミシュランガイド東京」で三ツ星を獲得し、この街を代表する日本料理店となった。
世界中の美食家がこれを目当てに足を運ぶ、時代を変えた名品の凄み
20年以上にわたり心がけているのは“記憶に残る料理”。
名物「トリュフごはん」がその筆頭だが、ご飯にただトリュフを削りかけているわけでは、もちろんない。太白ごま油や醤油をわずかに加えることで味わいに奥行きを出すなど、常にブラッシュアップを繰り返してきた。
『麻布 かどわき』(麻布十番/懐石・割烹)の名を世に知らしめたスペシャリテが、この「トリュフごはん」。その評判はあまねく広まり、今やインバウンドのゲストの間でも「kadowaki’s signature truffle rice」として世界中に名が知れ渡る存在だ。
ほかにも「フカヒレの唐揚げ」「トリュフと白身魚のお造り」など、誰しもに強いインパクトを残す、高級食材を惜しみなく使った品々を考案。
門脇さんのホスピタリティの為せる技だろう。
1人¥35,000ほど。
大人の特別な夜に最適の一軒。
贅を尽くし、進化し続ける料理が訪れる者を魅了する
『麻布 かどわき』(麻布十番/懐石・割烹):「炙り雲丹 水茄子 じゅんさい」
晩夏から初秋の食材を盛り込んだお椀「炙り雲丹 水茄子 じゅんさい」。
品の良さが際立つ、網目紋を蒔絵で描いた白漆のお椀「蒔絵しろうるし平椀」は大変に希少なもの。萩の花に見立てた盛り付けが映える。
『麻布 かどわき』(麻布十番/懐石・割烹):先付けの「鮑 芋茎 胡麻和え 海老 新銀杏 菊花」は、永楽善吾郎作の菊をかたどった「黄交趾」の器で。料理はいずれも、季節のおまかせコース(33,000円~)の一例
伝統と革新の皿が織りなすコースを味わう際には、ぜひ器にも注目を。門脇氏が集めた骨董や、人間国宝による器は圧倒的な存在感を放つ。
食器やしつらえで季節を表現する日本料理ならではの美しいならわしが、『麻布 かどわき』(麻布十番/懐石・割烹)にはしっかりと息づいている。
『麻布 かどわき』へのアクセス・行き方は?
麻布十番駅5a出口から、新一の橋の交差点を六本木方面に向かって直進。
鳥居坂下の一本手前のあひる坂に入って直進。麻布十番大通りも越えて、七面坂に入ると左側に『麻布 かどわき』(麻布十番/懐石・割烹)はある。
麻布十番駅から徒歩で約6分ほど。
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