2023年08月30日
伝説のピザ店『サヴォイ』が麻布十番に帰ってきた!新店舗で楽しめる3つの『サヴォイ』の味とは?
新店舗内には3つのカウンターがあり、それぞれが店舗として展開されている新形態で復活。
『Domi-LA(ドミーラ)』ではイノベーティブなピッツァ、『WOODSTOCK TOKYO(ウッドストック トウキョウ)』では薪料理、『SAVOY クラシック』ではかつての「サヴォイ」の味が楽しめる。
大人たちを魅了する、新生「サヴォイ」を詳しくご紹介しよう!
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3つのカウンターで異なる「サヴォイ」を展開する新しき提案に、好奇心が止まらない
『サヴォイ(SAVOY)』:一の橋交差点から徒歩30秒にある新店舗。見慣れたネオンの看板は以前の縦書きから横書きに。外でも店内の賑わいが伝わってくる
前店より広い空間に、全部で3つのカウンターが誕生。新作ピッツァ、薪料理、王道ピッツァと個性も三者三様だ。
やっぱり「サヴォイ」は、大人の期待を裏切らない!
二十余年の知見が爆発した、イノベーティブなピッツァの連打『Domi-LA(ドミーラ)』
『Domi-LA(ドミーラ)』:こちらは竜の飾りがついたピザ窯を前にする『Domi-LA』のカウンター席。この席にいながら『SAVOY クラシック』の一品もオーダー可
3つの店舗に仕切りはなく、それぞれの賑わい、料理人の仕事を感じることができる。各店はデザインも異なり、バルが集まる海外のフードコートのような雰囲気。
そんな空間の入口に位置するのが『Domi-LA(ドミーラ)』(麻布十番/イタリアン)。これまでの『サヴォイ』のファンも驚く新作がそろう挑戦的な店である。
『サヴォイ』といえば1995年に創業し、本場ナポリピッツァの美味しさを日本人に教えてくれた店。
現地で得た創業以来の味を受け継ぐべく、社内審査を通ったピッツァイオーロのみが焼く。生地に自信があるから、変化球も成立するのだ。
脂の乗り切ったノドグロが、生地と驚きの出合いを果たす
『Domi-LA(ドミーラ)』:日本酒とも合う「のどぐろピッツァ」8,800円
生地は、オリジナルに加え、青汁や酵素、乳酸菌を練り込んだもの、そして「満寿泉」の熟成酒粕を練り込んだ酒粕生地の3種類から選べる。
まず試してほしいのが「のどぐろピッツァ」。それはノドグロとほうれん草だけという潔い一枚である。
ノドグロの身をほぐし、ペーストのごとく広げて生地と食べれば、その脂がソースとなってジューシーかつ旨みもたっぷり。
『Domi-LA(ドミーラ)』:「和牛のタルタルピッツァ」4,840円
自家製マヨネーズのソースとモッツァレラ、葱がのった「和牛のタルタルピッツァ」は、別添えのワサビとともにいただく。4,840円。
「魚介と季節野菜のフリット」2,760円
前菜に最適なのは「魚介と季節野菜のフリット」2,760円。ごろっと大きなホタテや頭も食べられるエビ、ズッキーニ等が入り食べ応え満点。
世界でここだけのピッツァを目当てに、十番に来る価値があるだろう。
「サヴォイ」が薪窯料理でコースを作ったらこうなった!『WOODSTOCK TOKYO』
『WOODSTOCK TOKYO(ウッドストック トウキョウ)』:『SAVOY クラシック』の薪窯を装飾した職人の孫弟子にあたる富山出身のデザイナーが手掛けた薪窯
今でこそ薪を使った火入れが浸透しているが、『サヴォイ』では十数年前からピッツァ以外の調理にも薪を駆使していた。
そんな背景もあり満を持して誕生させたのが薪料理の『WOODSTOCK TOKYO(ウッドストック トウキョウ)』(麻布十番/スペイン料理)だ。
料理人たちはイタリアンの他スペイン料理や鮨店での経験があるなどバラエティに富む。
キッチンに鎮座するのは『サヴォイ』のピザ窯も手がけた大正10年創業のかまど専門店「山宮かまど」による特注の薪窯だ。この窯にナラの薪を入れ、突き上がる炎の高温で食材を焼いていく。
全国の極上食材が集結する、贅沢な薪焼きのフルコース
『WOODSTOCK TOKYO(ウッドストック トウキョウ)』:いぶりがっこやエシャロットがいいアクセントになった「マグロの突先タルタル キャビア添え」
扱うのは「やま幸」の本まぐろや北海道「はだての生うに」など、日本最高峰の食材ばかり。
『WOODSTOCK TOKYO(ウッドストック トウキョウ)』:「宮崎県産霧島・経産牛の薪焼きステーキ」。薪の香りに負けない旨みをもつため採用された
キャビアが添えられたマグロの突先タルタルには「満寿泉」を合わせ、薪焼きステーキにはサルデーニャの赤を飲むなんてマリアージュも。
3店のドリンクメニューは共通なので、店ごとのペアリング比較も楽しい。
『WOODSTOCK TOKYO(ウッドストック トウキョウ)』:「アオリイカと春子鯛のカルパッチョ」
『WOODSTOCK TOKYO(ウッドストック トウキョウ)』:薫香をまとった「季節野菜の薪焼き」。シェフズコース 11,000円
『WOODSTOCK TOKYO(ウッドストック トウキョウ)』:時価となる「本日のパエリア」の一例は、魚介の出汁で炊いた毛蟹のパエリア。参考価格 8,800円(2人前)
〆として追加注文したいのは、鍋ごと窯に入れて炊く毛蟹のパエリア。
パスタやピザ、パエリアを追加注文することが可能。
デートなら、このカウンター一択だ。
愛した味に再びまみえる、ファン感涙の“あの「サヴォイ」”『SAVOY クラシック』
『SAVOY クラシック』:移転前の店舗にあったカウンターをそのまま使用。カウンター周りは前店の雰囲気を完全再現し、ファンが喜ぶ仕様となっている
麻布十番の大人たちに愛されたかつての味を楽しめるのが『SAVOY クラシック』(麻布十番/イタリアン)。
カウンターに着いたら、まずは前菜でスプマンテを飲むことから始めよう。カプレーゼやミートボールなどのイタリアンつまみが14種そろい、どれも王道の落ち着く味わいだ。
スタンダードのピッツァは、変わらず「マリナーラ」と「マルゲリータ」が二大エース。
『SAVOY クラシック』:「マルゲリータ」
イタリア産トマト缶を使ったトマトソース、モッツァレラ、バジルをのせた「マルゲリータ」。
生地の塩みがトマトの酸味と絶妙なバランスで、今も昔も変わらぬ人気。1,650円。
『SAVOY クラシック』:トマトソース、ニンニク、バジル、オレガノのみと潔い「マリナーラ」。イタリア産の天日干し海塩が味の決め手なのも変わらない。1,650円
あえて塩を強めにした生地は、もっちりと柔らかい食感で水分量も高く、喉ごしがよいのが特徴だ。
そんな理想の仕上がりになるのは、今も昔もピッツァイオーロが湿度や温度まで考慮して生地を仕込み、24時間発酵させたのち伸ばし方まで気を配っているから。
仕上げの、500℃近くまで上がった薪窯による俊敏な火入れも変わらない。
『SAVOY クラシック』:小麦の風味を引き出す超高温の窯。社内で実技審査があり、条件を満たす職人だけがここに立てる
その生地に太陽を感じるトマトソースやモッツァレラ、バジルいったイタリア食材が融合し、やはり国旗と同じ配色は美味しいのだと合点する。
十番の民はこの味を待っていたのだ。
「サヴォイ」へのアクセス・行き方は?
東京メトロ南北線麻布十番駅4出口から出て、パティオ通りへ。
一つ目の角を左折して、すぐ左手オリエント麻布1階に『Domi-LA(ドミーラ)』(麻布十番/イタリアン)、『WOODSTOCK TOKYO(ウッドストック トウキョウ)』(麻布十番/スペイン料理)、『SAVOY クラシック』(麻布十番/イタリアン)はある。
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