東京カレンダー編集部
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2010年、
新宿三丁目の雑居ビル内に暖簾を掲げた名店がある。
『かね七商店 ひろ喜』がそれだ。

当時早上がりが多かった鮨店のなかで
LO22:30というのは珍しく、
たちまち新宿の美食家たちから注目を浴びた。

もちろん、LOが遅いだけでは10数年、
その人気は保てない。

店主の髙崎博喜氏は、
旬の魚に江戸前の手技を凝らし、
あの手この手で堪能させる真の鮨職人。

自信を持って出すネタの数々は、
可能な限り天然の魚、
近海産の選りすぐった魚だけを使用。

米本来の甘みを楽しめるよう
炊き方の研究にも余念がない。

そんな極上鮨だからこそ、
いまだ美食たちが夜な夜な足を運ぶのだろう。
2022年12月12日 16:18