レストラン紹介
2025年01月15日
麻布十番『鮨 めい乃』で、鮨とワインを楽しむ大人のカウンターデート！
『鮨 めい乃』（麻布十番／寿司（鮨））は、いま注目の女性鮨職人が腕を振るう、話題の一軒。
今回はそんな『鮨 めい乃』（麻布十番／寿司（鮨））の魅力を紹介します。
今回はそんな『鮨 めい乃』（麻布十番／寿司（鮨））の魅力を紹介します。
10年に渡る名店での修業を経て待望のオープン！
『鮨 めい乃』：幸後綿衣さん
今、 最も注目を浴びている鮨職人のひとり、幸後綿衣さん35歳。長い黒髪を一つにまとめあげ、付け台に立つその姿は、 女性ながらに鯔背（いなせ）という言葉がよく似合います。
ジェンダーレスが謳われる昨今ですが、それでも鮨の世界は、 女性にはまだまだ厳しい仕事場。その大変さを承知で鮨の道に進んだきっかけ。それは父親の「鮨職人もいいんじゃないか」のひと言でした。
思案の末 「鮨なら腕一本で世界に通用する」と考えて心を決めた彼女は、大学卒業後、まずは「鮨アカデミー」でその一歩を踏み出し、 選んだ修業先は四谷『すし匠』でした。
鮨の旨さはもちろん、 中澤圭二親方の人柄に惹かれたのだそう。しかし、現実は厳しく、 鮨の世界は体育会系。体力的にも精神的にも限界を感じ、中澤親方の勧めで『西麻布 拓』へ。ここで香り高いワインの虜となります。
その後、『すし匠』時代の先輩に当たる新井祐一氏に声をかけられ、オープンと共に『鮨あらい』へ。「新井さんには技術的なことだけでなく、経営面やもてなしの心など多岐に渡り勉強させて頂きました」 。
修業の間、ワインの勉強のため1年間渡仏。 彼女にとってはいい風穴にもなったそうで、 自分には鮨しかないと異国の地で再認識。と共に「もっと自由でいい、いまのままの自分でいいんだ、と思えるようになりました」とも。
2019年に帰国後、 翌年には2番手となり、 個室をまかされるなど、重責を担いました。
メニューは、13品の握りが楽しめる「おまかせコース」！こだわりのワインとともに楽しんで
『鮨 めい乃』：「やま幸」の本まぐろ
「おまかせコース」¥50,000では、13品ほどの握りが出ますが、そのうち4貫はまぐろ。「やま幸」の本まぐろで、「私の好みを熟知している山口さんがいつも最高のまぐろを卸してくれます」とは綿衣さん。
「やま幸」の山口幸隆氏も綿衣さんの応援団のひとりなのです。
『鮨 めい乃』：綿衣さん自身も大好きな「コハダ」の握り
流麗な所作に見惚れるうち、 付け台にトンと置かれたコハダの握り。 小さすぎることもなく、 鮨飯と鮨ダネのバランスの取れた握りは、 口にすれば軽やかにふわりと口中で解け、それでいて、 米一粒一粒の存在感をしっかりと感じさせてくれます。
米酢をメインに、 赤酢でアクセントをつけた鮨飯はマイルド。咀嚼するほどに米本来の甘みがじんわりと広がります。それと同時に鼻腔を抜けるコハダの風味には、思わず頷いてしまいます。
臭みを消しつつも、青魚ならではの香りはきちんと感じさせるその一貫は、コハダラバーには嬉しい美味しさです。
『鮨 めい乃』：「コハダのフライ」。白身だけで作るタルタルがよく合う
「香りのいいものが好き」と語る綿衣さんは、魚も料理も香りを重視しています。
綿衣さん曰く「繊細なものを食べ、 水のきれいなところに棲む魚は香りがいい。 同じ魚でも食べているものが違えば、 魚体の香りは変わってきますから。その点にはかなり気をつけています」。だからこそ、 常に最高の魚を求め、 仕入れています。
時には、北海道礼文島のうになど生産者のもとを訪れることもしばしばとか。
『鮨 めい乃』：「おはぎ」
また、 「やま幸」から仕入れるまぐろにしても、 魚体の大きさ云々よりも香りのあるものを、と頼んでいるそうです。
「おはぎ」は『すし匠』の名物。『すし匠』系列で出されることの多い一品ですが、各店毎に特色があるのが楽しい点です。
綿衣さんは「軽めのバランスにしている」そうで、上にすりごまをふりかけています。
『鮨 めい乃』：見えるセラーは、お客様との会話のきっかけにもなる
ワインを好きになったのもやはり香りゆえ。その芳醇にしてデリケートな味わいに魅せられたからに他なりません。
『西麻布 拓』時代にソムリエの資格を取得した綿衣さん。2018年にはブルゴーニュで本格的にワインを勉強し、店のワインセラーにはブルゴーニュとシャンパーニュを中心に揃えています。
『鮨 めい乃』：「CAZÉ-THIBAUT」
中でも「CAZÉ-THIBAUT」は、生産者の人柄にも感銘。自然体であることの素晴らしさを教えてくれた思い出深い一本だそうです。
店内にはカウンター8席を用意
『鮨 めい乃』：カウンター席
『鮨 めい乃』（麻布十番／寿司（鮨））の温かな雰囲気が漂うカウンター席は、ゲストたちの心をほぐします。
『鮨 めい乃』：どこか懐かしい雰囲気のイス
凛とした雰囲気よりも実家に帰ったようなほっこりとした空間にしたかった」そうで、黄色いイスは実家のソファをイメージ。
丸みを帯びた天井や壁はクリームイエローと優しげで、ヨーロッパ的な趣も感じられます。
ワイン好きな相手との鮨デートにおすすめ！
女性鮨職人・綿衣さんが放つ柔らかく洗練されたオーラに、温かみのある店内。
ほっこりとした雰囲気の中で、鮨とワインを堪能したい日のデートに最適です。
アクセス・行き方は麻布十番駅から徒歩1分ほど
麻布十番駅（都営大江戸線・東京メトロ南北線）7番出口を出て、目の前の信号を渡って右折します。
しばらくまっすぐ歩くと左手に『ファミリーマート 麻布十番一丁目店』が見えるので、そのひとつ奥にあるビル「THE V-CITY 麻布十番 PLACE」の6階に『鮨 めい乃』（麻布十番／寿司（鮨））はあります。
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