西麻布『鮨玖（すしきゅう）』。フランスを魅了した鮨職人が監修。美の国で磨かれたエスプリが西麻布の鮨を一新する

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贅沢な白木越しに見えるは雅な坪庭。このラグジュアリーさが心地いい

『鮨玖（すしきゅう）』：四季の移ろいを伝える坪庭を手掛けたのは、プラントハンターの西畠清順さん。いきいきとした緑の苔と枝ぶりの美しい唐カエデは、計算されたライティングでより華やかに

鮨の激戦区・西麻布に、この春降臨した新鋭『鮨玖（すしきゅう）』（六本木／寿司（鮨））。各界のビッグネームが名を連ねていることでも話題を集めている。

まず、メニューを監修するのはパリ在住の鮨職人、渡邉卓也さん。かつて自身が手掛けた店『JIN』は、2014年にミシュラン一ツ星を獲得。その後ロンドンに開いた『Taku mayfair』も2023年に一ツ星に輝いた、剛腕の持ち主だ。

そして、唯一無二の空間を手掛けたのは、国内外で多くのレストランやホテルなどのデザインを手掛ける人気インテリアデザイナー・森田恭通さん。

全長８mの一枚板というなんとも贅沢な檜のカウンターや、プラチナをかけて窯で焼き上げた金属で“朝露に濡れた竹林”を表現した壁面などが、気分を高揚させてくれる。

『鮨玖（すしきゅう）』：「車海老とカリフラワーのムース」

「車海老とカリフラワーのムース」。

華やかな車海老の下にあるのは、トリュフ香るなめらかなカリフラワーのムース。すだちのジュレの酸味が爽やか。

『鮨玖（すしきゅう）』：「真鯛の握り」

「真鯛の握り」。

握りはコース内で10貫登場する。酢飯は砂糖不使用。米は、粒が大きくて甘みの強い会津のコシヒカリ。

『鮨玖（すしきゅう）』：「ウニの小丼」。品種は時季により変わるが、つねにミョウバン不使用のウニ。料理はおまかせコース（￥27,500）の一例

日本全国から直接仕入れた旬の食材に渡邉さんがフランスで培ったエッセンスをちりばめた一品料理と、正統派の江戸前鮨とで構成されるコースは起伏に富み、グローバルな鮨の魅力に感性を刺激される夜になるだろう。

『鮨玖（すしきゅう）』へのアクセス・行き方は？

六本木駅（東京メトロ日比谷線・都営大江戸線）1C出口から出て、六本木通りを西麻布方面に向かってまっすぐ進む。

「麻布警察署 西麻布交番」の先を左に曲がり、「吉田医院」の先を右に曲がる。道なりに進んでいくと、左手に『鮨玖（すしきゅう）』（六本木／寿司（鮨））はある。

六本木駅から歩いて10分ほどでアクセス可能だ。

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