デートで喜ばれる隠れ家イタリアン『caze』。トマトの旨味たっぷりのラザニアが人気！

五本木交差点近くの「ガレージ」では、ワイン片手に大人たちが語り合う

普段シャッターの閉まったその店は、夜になると落ち着いた隠れ家イタリアン『caze』（学芸大学／イタリアン）に。

店内は、照明も壁も意外なほどスタイリッシュ。ただ、外枠はやはり“ガレージ”だ。

そんな不思議なバランスに、居心地の良さを覚える。

謎めいたガレージの正体は、2022年7月に開業したイタリアン『caze』（学芸大学／イタリアン）。

店主の細貝真吾さんは三軒茶屋で40席以上の店を長く営んでいたが、料理と客により真摯に向き合うべく学芸大学に新店『caze』（学芸大学／イタリアン）を構えた。

席数を16に減らし、漁師から魚を直送してもらうなど食材もアップグレード。ガレージをモダンな空間に改装し、席間の広い店にした。
天井の高いお洒落な空間だが床はガレージのままで、それがいい味に。
自然と近隣の30〜40代が集まる店となり、仕事帰りに立ち寄る人も少なくない。

三茶時代から続く13年選手の名物！

元は高級店での修業が長い細貝さん。

確かな技術で舌の肥えた大人を満足させているが、なかでも名物のラザニアが人気だ。

一般的な大きなテラコッタではなく小さな器で焼くので、ふたりでシェアする場合もテラコッタごと登場するのがうれしい。

肉々しいボロネーゼの間にベシャメルとモッツァレラだけの層を作ることで味にメリハリが生まれ、表面に塗った牛脂が焼ける香りが食指を動かす。

ハフハフしながら食べて合間にランブルスコでも飲めば、イタリア的日常のご馳走。

それもひとり予算1万円弱だから、気兼ねない初デートにももってこいだ。

旬により柔軟に変わるアラカルトで、食材の美味しさに開眼する

「国産牛トリッパの白ワイン煮」は、トリッパの味を前面に出すよう他の具材を加えず、トスカーナ地方の野菜スープであるリボリータを下に敷いている。

ガルム（魚醤）に漬け、直火焼きにしたヤリイカを旬の野菜とともに、胡桃オイルとシェリービネガーのドレッシングで味わう「ヤリイカと春野菜のサラダ」。

生クリームと卵黄を使ったフランス風ソースで仕上げた「イタリア産ホワイトアスパラ」。

ミラノの郷土料理の「オッソブーコ-サフランリゾット-」。
牛スネ肉と香味野菜の旨みが一体化している。

天気や季節に合ったイタリアワインを用意し土着品種も豊富。
グラスも常時7種はそろえる。メニューにひと言解説も。

『caze』へのアクセス・行き方は？

東急東横線学芸大学駅西口を出て、右へ曲がり、まっすぐ進む。

一つ目の横断歩道を渡り、右折してすぐの角を右へ。

しばらく道なりに直進して、駒沢通り（都道416号）に出たら、左へ曲がったところに『caze』（学芸大学／イタリアン）はある。

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