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2024年01月12日
“銀座の御三家”の技を受け継ぐ『材木町 鮨 奈可久』。クラシックな江戸前鮨の心地良さ
昔ながらの仕事を施した握りはいぶし銀の味わいで、新天地でも確かな存在感を放つ。
ここでは『材木町 鮨 奈可久(ざいもくちょう すし なかひさ)』(赤羽橋/寿司(鮨))の魅力をお伝えしよう!
笑顔が絶えない気さくな空間で、正統派の粋を知る
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『材木町 鮨 奈可久(ざいもくちょう すし なかひさ)』:落ち着いた店内で、ひと際目を引くのは、カウンター中央に鎮座する氷柱。両脇に並んだ鮨ダネを冷やすためで、『奈可田』の系譜を象徴する独特のスタイルだ
江戸前鮨における「銀座の御三家」のひとつとして、往年の鮨ツウたちに愛された『奈可田』。そんな名門の流れを汲む一軒が、東麻布で今年2月に再始動した『材木町 鮨 奈可久(ざいもくちょう すし なかひさ)』(赤羽橋/寿司(鮨))だ。
「“奈可田”出身の師匠から受け継いだ仕事を、次世代へとつないでいきたい」とは、店主の木戸隆文さん。
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『材木町 鮨 奈可久(ざいもくちょう すし なかひさ)』:「蛸の桜煮」を冒頭で出すのも、現代ではユニーク。ほろほろ溶ける
その言葉どおり、甘辛く煮たタコや、煮切りに漬けて寝かしたまぐろなど、伝統的な仕事が評判だ。
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『材木町 鮨 奈可久(ざいもくちょう すし なかひさ)』:「赤身」
ねっとりと絡む「赤身」。
漬けにした「赤身」は、ひと晩寝かすことでねっとりした食感が生まれ旨みが熟す。
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『材木町 鮨 奈可久(ざいもくちょう すし なかひさ)』:「車海老」の黄身酢おぼろ漬けは同店のスペシャリテ。江戸時代から続く仕事で、本来は酢の殺菌効果を利用した保存目的だった。エビの風味は生かしつつ味わいを深めている。すべてコース(19,800円)より
中でも昨今珍しいのは「車海老」の黄身酢おぼろ。全卵で作る酢おぼろに漬けることで旨みが凝縮され、茹でたままよりも酢飯にフィットする。
いずれも派手さはないが、間違いのない熟練の味わい。
カウンター7席の他に個室1室(4席)も用意。
デートはもちろん、会食や接待での利用にもおススメ。
伝統の技が凝縮されたばらちらしを手土産に!
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『材木町 鮨 奈可久(ざいもくちょう すし なかひさ)』:テイクアウトの「ばらちらし」4,320円
テイクアウトの「ばらちらし」4,320円。
小肌や穴子、芝海老のおぼろにたまご焼きと、昔ながらの仕事をしたタネが入る。米酢100%の酢飯は味に丸みがあり、ベストマッチ。
1人¥20,000ほど。
大人の夜に最適の一軒。
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『材木町 鮨 奈可久(ざいもくちょう すし なかひさ)』:下町情緒を残す東麻布エリアには、ここ数年、各ジャンルの実力店が相次いで進出。10月号で紹介した和食店『せん心』が1階に入るビルの2階に店はある。東京タワーを間近に古き良き江戸前鮨を。このギャップがクセになる
一方で、軽快なトークとサービス精神が持ち味の木戸さんは、「つまみ多め」「酢飯は小さめに」などゲスト一人ひとりの嗜好に即した気遣いも欠かさない。
心地良く時代を遡るようなひとときが、江戸前鮨の真髄を改めて教えてくれる。
Taisho's Profile
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『材木町 鮨 奈可久(ざいもくちょう すし なかひさ)』:店主・木戸隆文さん
51歳の木戸さんは、大阪の老舗料亭『花外楼』で和食の経験を積んだあと、鮨職人を志し23歳で上京。
鈴木隆久さん率いる六本木の名店『奈可久』で13年半修業した。36歳で独立。
『材木町 鮨 奈可久(ざいもくちょう すし なかひさ)』へのアクセス・行き方は?
都営大江戸線赤羽橋駅中之橋口から出て、西に進む。
1つ目の角を右に曲がり、麻布いーすと通りをまっすぐ進む。
直進して、1つ目の信号を左に曲がり「成城石井 東麻布店」の手前を右折。
曲がってすぐのTHE PARK 麻布レジデンス 2階に『材木町 鮨 奈可久(ざいもくちょう すし なかひさ)』(赤羽橋/寿司(鮨))はある。
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大人の鮨デートにぴったりの一軒。
大切な人の記念日にも♡