魚が美味しいフレンチ『NéMo(ネモ)』が話題!南青山の“プラウド”にはナチュラルでラグジュアリーな夜がある
レストラン紹介

2023年10月19日

魚が美味しいフレンチ『NéMo(ネモ)』が話題!南青山の“プラウド”にはナチュラルでラグジュアリーな夜がある

美味しい魚を食べたい時は和食に行きがちだが、その概念を覆すフレンチ『NéMo(ネモ)』(表参道/フレンチ)が南青山で話題だ。

シェフが生粋の釣り人で、魚の生かし方を心得ているから、ゲストが“魚フレンチ”に開眼。四季折々の味を求めて通いたくなる。

そんな『NéMo(ネモ)』(表参道/フレンチ)の魅力をお伝えしよう。

この記事のポイント

こんなシーンにおすすめ!
「とっておきの隠れ家に連れて行って……」
そんなリクエストがあったら予約しておきたい一軒。
恋人から歓喜の一言を引き出せるはず。

隠れたマンションの階段を下りたら上がる彼女の期待値

『NéMo(ネモ)』:六本木通りから一本入った路地に立つマンション“プラウド”の地下1階に佇む。窓があってツタの緑も見えるので、地下でも閉塞感はまったくない

『NéMo(ネモ)』:六本木通りから一本入った路地に立つマンション“プラウド”の地下1階に佇む。窓があってツタの緑も見えるので、地下でも閉塞感はまったくない

魚が好きで堪らない。原点がそこだから『NéMo(ネモ)』(表参道/フレンチ)は強い。

シェフの根本憲一さんは幼少期から釣りを始め、祖父が住む下田に行っては船に乗っていた。現在魚を直送してもらう漁師さんも、10代から乗っている漁船の船長。

いい魚のありがたみを肌で感じているから最良の火入れが実現し、鮮やかな香りを引き出せる。骨から頭まで使い切ろうという気概がソースのレベルも上げる。

例えば一本釣りのカンパチはレアな身と香ばしい皮のコントラストが絶妙で、アラでとったソースがピタリとはまる。

そこにジロール茸や青パパイヤを組み込むセンスはさすが『カンテサンス』などの出身者だ。

席タイプは?
カウンター席の他に個室も用意。
デートはもちろん、会食や接待での利用にもおススメ。

自然の素材で構成されたコージーな空間で、極上フレンチに向き合う幸せ

『NéMo(ネモ)』:自然と調和した世界観を演出すべく、壁はサンドベージュに。セミオーダーのイスは石の色合いとし、回転するので引かずとも立ち上がりやすい

『NéMo(ネモ)』:自然と調和した世界観を演出すべく、壁はサンドベージュに。セミオーダーのイスは石の色合いとし、回転するので引かずとも立ち上がりやすい

自然を愛するシェフは内装もナチュラルで温かいものにした。

壁に絵をかけることも検討したが、しっくりきたのは巨木の年輪。経年変化で徐々に色が濃くなり、それもまた海や等高線を表す壁になじむ。

入店と同時に焼き始めるできたてパンでお出迎え!

『NéMo(ネモ)』:自家製パン

『NéMo(ネモ)』:自家製パン

入店の瞬間にオーブンに入れ、約20分後に完成する自家製パン。

北海道産の小麦粉と水、塩のみを材料とし、中はもちもち外はクリスピー。席の目の前で切ると湯気が立ち上る。

食感・温度・見た目にこだわる、魚フレンチの真骨頂

『NéMo(ネモ)』:魚の水分量を閉じ込める温度を熟知しているから至極ジューシー

『NéMo(ネモ)』:魚の水分量を閉じ込める温度を熟知しているから至極ジューシー

並々ならぬ魚への愛情と知識により、一尾ごとの扱いを繊細なところまで心得る根本さん。

美しい見せ方も釣り人の経験あってこそ。

『NéMo(ネモ)』:コントラストをつける達人だから皮目はカリッ、身はプリッと完成

『NéMo(ネモ)』:コントラストをつける達人だから皮目はカリッ、身はプリッと完成

下田の船長から届いた10kg以上のカンパチは、強火で一気に焼いている。

その結果、皮と身の間がジューシーに仕上がり、中はレアだけれど生には感じさせない食べ心地に。

合わせたのはカンパチのアラのソース、ハマグリとアサリのエキス、ジロール茸、青パパイヤ、バジル。

『NéMo(ネモ)』:魚の生態を分かってこそできる生き生きとした美しい盛り付け

『NéMo(ネモ)』:魚の生態を分かってこそできる生き生きとした美しい盛り付け

対馬の穴子を揚げる際に意識したのは、プリプリのエビのような食感を出しつつ、皮目はカリッとした歯応えにすること。

それが叶うと、上にのせたマカデミアナッツの香ばしさと相乗効果が生まれる。コク深いナッツが、皮目から出る脂を一層リッチに感じさせる。

実は鮎は、獰猛な魚で縄張り争いが激しい。その勇ましさを表現したのがこちらの盛り付け。

鮎を備長炭でふっくらと焼き、頭から尻尾までを鮎が泳いでいるかのように皿にのせた。

内臓のソース、枝豆とあおさ海苔、九条ねぎ、木の芽、貝だしが鮎を都会的にする。

予算はどのくらい?
1人¥18,000ほど。
大人の夜に最適の一軒。

ただのユーモアフードじゃない!“できたて”を追求した美味しい形

『NéMo(ネモ)』:フレンチのテーブルで料理がライブ感満点に焼き上げられる意外な瞬間をふたりで楽しむ

『NéMo(ネモ)』:フレンチのテーブルで料理がライブ感満点に焼き上げられる意外な瞬間をふたりで楽しむ

根本さんは基本キッチン内にいるがケバブにおいてはテーブルの隣で焼くところからワゴンにて調理。“できたて”にこだわる。

『NéMo(ネモ)』:「ケバブ」

『NéMo(ネモ)』:「ケバブ」

ケバブの生地を焼く音と香りが食欲をそそる。

『カンテサンス』の元同僚フランス人がまかないとして作っていたのがアイデア元。

中は鴨のローストに香味野菜とレタス。鴨の骨からとったソースとスパイスで全体をまとめている。

料理はすべてコース(18,150円)より。

『NéMo(ネモ)』へのアクセス・行き方は?

東京メトロ銀座線・半蔵門線表参道駅B1出口から出て、青山通り(246号)を直進。

南青山五丁目交差点を左に曲がり、骨董通りに入ってしばらくまっすぐ進む。

骨董通りに入って3つ目の交差点を左に曲がり、南青山六丁目児童遊園を通過してすぐの角を左に曲がる。

少し歩くと右手に「プラウドフラット南青山」というマンションがあり、その地下1階に『NéMo(ネモ)』(表参道/フレンチ)はある。

『NéMo(ネモ)』(表参道/フレンチ)が気になったら、行きたいお店リストに登録しよう!

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この記事の著者

東京カレンダー編集部

ビジネスシーンでも遊びでも東京の最先端トレンドを謳歌している一流の大人たちに向けた「より豊かで艶やかな人生」を送るためのグルメ&ライフスタイル誌「東京カレンダー」を発行。

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