飲食店が参考にしたい人気店の効果的なインスタ集客の成功事例。難しい・できないと感じるポイントの運用のコツ
インスタグラム運用ノウハウ

2024年09月12日

飲食店が参考にしたい人気店の効果的なインスタ集客の成功事例。難しい・できないと感じるポイントの運用のコツ

インスタグラムはSNSの中でも特に人気が高く、国内でも多くの方が利用しています。
最近では個人の利用だけではなく、飲食店でも集客やお店のPRのためにインスタグラムを活用されているかと思います。

飲食店の集客支援を行うグルカレや東京カレンダーでも、飲食店のみなさまからインスタグラムの運用についてご相談をいただくことが増えてきました。

特に、

どのようなアカウントを作れば良いのかわからない。
どんな内容をどれくらいの頻度で投稿すればいいのか、やり方がわからない。
投稿を続けていてもなかなかフォロワーが増えない。

など、運用をはじめたばかりでは、多くのお悩みがあるかと思います。


本記事では、飲食店をはじめこれからインスタグラムを始めるみなさんが、インスタグラムの日々の運用の参考になる「集客するためのインスタグラム運用のコツ」から「人気飲食店のインスタグラムを使った集客成功事例」まで詳しくご説明します。

ぜひ参考にしていただき、魅力的なインスタグラムアカウントを運用してください!

記事の最後では、飲食店のみなさまが「無料で利用できるインスタグラムの分析ツール」もご案内します。
無料でインスタグラムを効率良く運用できるようになるので、飲食店のみなさまはぜひ導入をご検討ください!

この記事のポイント

インスタグラムで集客できない原因

インスタグラムの運用はしているけれど、実際の集客に結びつけるのに苦戦しているという飲食店は少なくありません。

忙しい合間を縫ってせっかく運用しているのだから、集客につなげたいという思いは切実だと思います。

まずは、集客できない原因を考えていきましょう。

フォロワーとのミスマッチが起きている

インスタグラムのアカウントを開設して、フォロー返し目的で手当たり次第フォローしたという人も多いのではないでしょうか。

そうして増えたフォロワーは、フォロワーとして定着しなかったり、フォロワーになったとしてもあなたのお店に強い興味・関心があるわけではない場合も多いので、実際の来店に繋げることは難しいでしょう。

また、あなたの投稿にいいねやコメント、保存など何らかのアクションをしてくれないフォロワーばかりでは、ミスマッチが起きている状態といえます。

インスタグラムのアルゴリズムでは、投稿後により早いタイミングで多くのいいねやコメント、保存などのアクションがあったものを質の高いコンテンツと認識し、そういうものが発見タブに表示されやすくなります。

そのため、フォロワーはとにかく数を集めればよいという考え方ではなく、お店のファンになってくれるようなユーザーをフォロワーにしていくことが重要です。

投稿の更新頻度が低い

集客につなげるには毎日投稿してあなたのアカウントを見てもらうことも重要なポイントです。

テレビCMの単純接触効果のように、インスタグラムを開くとあなたのお店のアイコンが目に入るという状態にしておくのが理想です。

毎日のフィード投稿が難しいという場合は、ストーリーズを活用するのがおすすめです。

ストーリーズであれば24時間後に消えてしまうため、フィードほど投稿の質にこだわる必要がありません。投稿の質よりも「リアルタイム性」を重視しましょう。

たとえば「本日19時にオープンです」や「夜のお席に空席あります」といった簡単な内容で構いません。

ストーリーズを投稿していればフィードの最上部に表示されるため、人によってはインスタグラムを開くと常にあなたのお店のアイコンが目に入るという状態にもできます。

ストーリーズとフィードの特徴をうまく使い分けて、集客へと繋げましょう。

投稿の質が低い

インスタグラムはビジュアルのSNSなので、投稿の質はとても重要です。

また、最近ではファッションやグルメ、旅行などジャンルを絞ってアカウントを使い分けるユーザーが増えるなど、投稿する写真や動画の「一貫性」が重視されています。

そのため、飲食店のアカウントであれば食べ物や飲み物に絞って投稿を続けるのがおすすめです。

お店の内観やスタッフの写真、素材の写真などは「一貫性」という点から考えると極力控えるのがベターです。

一貫性があり質の高い投稿を続けていればフォロワーは増えやすくなり、実際の集客への繋げやすくなります。

インスタグラムでの集客に成功しているアカウント事例集

ここまではインスタグラムで集客できない理由をご紹介してきました。

ではインスタグラムでの集客に成功しているお店はどのように運用しているのか、その例をご紹介します。

いずれのアカウントも、アカウント全体に統一感があり、プロフィール文は簡潔で読みやすく、ストーリーズをこまめに更新するなど、インスタグラム運用の基本は押さえられています。

それ以外でのヒントになりそうな部分を解説していきます。

インスタグラム運用の基本はこちらをチェック!

ニホンバシ ブルワリー トウキョウステーション

『ニホンバシ ブルワリー トウキョウステーション』は、東京駅直結で13種類の樽生クラフトビールが飲める、クラフトビールの専門店。自家製プリンも人気で、プリン目当てに訪れる人も多い人気店です。

『ニホンバシ ブルワリー トウキョウステーション』のインスタグラム運用には、お手本にしたいポイントが多くありましたが、特筆すべきは以下の2点です。

①来店客が投稿した写真をストーリーズで紹介
②同じ写真を再投稿してフォロワーを増やしている


それぞれ詳しく解説していきます。

①来店客が投稿した写真をストーリーズで紹介

ストーリーズは、更新すると画面最上部に表示されて紫色で囲まれるので非常に目立ちます。

ここにアイコンが表示されることは、頻繁にテレビCMを流して「単純接触効果」と同じような効果が期待できるため、ストーリーズは毎日更新するのがおすすめです。

ストーリーズでは、お店の営業時間や空席情報だけではなく、ニホンバシ ブルワリー トウキョウステーションのように実際に来店したユーザーの声を紹介しましょう。

ユーザーのリアルなコメントは信憑性が高いと思われる傾向にあります。

また、来店客も自分の投稿を紹介してもらえるとお店に親近感を持ち、お店のアカウントをフォローしてくれたりお店のファンなってくれる可能性が高まります。


②同じ写真を再投稿してフォロワーを増やしている

インスタグラムでは、一度投稿に使った写真をまた別の投稿で使ってはいけないと思っている方も多いようですが、そんなことはありません。

同じ写真を何度投稿してもインスタグラムでの規約違反等にはなりませんし、同じ写真を毎日投稿するなど極端なことはせず、ある程度の間隔を空けて投稿すればフォロワーからフォローを外されることは避けられるでしょう。

インスタグラムのインサイトをきちんとチェックして、いいねや保存数の多かった投稿は、ニホンバシ ブルワリー トウキョウステーションのように2回目、3回目と間隔を空けて投稿してみましょう。

ただし、インサイトを見て数回投稿している写真をきっかけにフォロワーが減っていたり、いいねや保存数が減ってきたらしばらくその写真の投稿は控えるなど、気を配り都度判断していく必要があります。


ニホンバシ ブルワリー トウキョウステーション:@nihonbashi_brewery_t.s

インスタグラム「インサイト」の見方はこちらの記事をチェック!

かめじま商店

酒屋が経営するビストロとして人気の『かめじま商店』。クラフトビールやナチュラルワインを楽しめる店として茅場町で人気の一軒です。

『かめじま商店』のインスタグラムで特徴的な点は以下の3つです。

①投稿のルールがしっかり決められている
②お店の雰囲気とアカウントの雰囲気が統一されている
③長文のキャプションでも読みやすく工夫されている


それぞれ詳しく解説していきます。

①投稿のルールがしっかり決められている

『かめじま商店』のプロフィール画面を開くと料理とワインの写真が交互に投稿されているのが特徴です。

料理だけでなく、酒屋というだけあり新しいワインがどんどん入荷していることがわかり、ワイン好きを魅了するプロフィールページになっています。


②お店の雰囲気とアカウントの雰囲気が統一されている

『かめじま商店』はスタンディングもあるカジュアルなビストロです。投稿されている写真も、色のトーンや料理との距離感などで適度なカジュアルさを感じられるように撮影されており、アカウント全体から実際のお店の雰囲気が伝わってきます。


③長文のキャプションでも読みやすく工夫されている

写真と一緒に投稿されているキャプションはどれも長文ですが、絵文字の使い方や行間の空け方、一部を箇条書するなどして長文でもスラスラと読みやすいよう書かれています。

文体もかしこまりすぎず、話し言葉に近いことから、アカウントへの親近感も感じられます。

その他、プロフィール文には今月の休業日が記載されており、こまめにメンテナンスをかけていることも伝わってきます。


かめじま商店:@kamejima_shouten

KABEAT - 日本生産者食堂 -

茅場町駅直結で、200席を有するオールデイダイニング『KABEAT(カビート)』。日本国内の生産者を応援するレストランとして、食材にこだわっているレストランです。

『KABEAT(カビート)』のインスタグラムは、ハイライトの使い方が特徴的でした。

ハイライトを「ランチ」「お客様の声」「ニュース」「スタッフ募集」などの項目に分け、アイコンもそれぞれに適した画像を選んでいるため、とても見やすく整理されています。

特に「お客様の声」はポジティブな口コミ効果が期待できるため、飲食店であればすぐに真似したいテクニックです。

「お客様の声」で、『KABEAT(カビート)』にまだ行ったことのないユーザーには「行ってみたい」と思わせることができ、ここで紹介されたユーザーにとっては店への親近感を高めることが期待できます。

KABEAT:@kabeat_official

集客に成功しているお店の特徴は、基本を押さえてコツコツ続ける

ここまで3軒の事例をご紹介しましたが、いずれのお店もフォロワーを増やすための基本的なことをきちんと実行し、それを結果に結び付けているアカウントばかりでした。

基本的なことというのは、こまめに更新する、投稿写真に統一感を持たせる、ストーリーズやリール、ハイライトも活用するなどほかの記事でもご紹介している内容です。

日々の営業と合わせてインスタグラムの運用を続けていくのは大変なことですが、きちんと続けていればフォロワーが増えて集客にも繋げることができますので、ぜひ事例を参考にお店のアカウントで改善できる点を探してみてください!

インスタグラム運用の基本はこちらをチェック!

インスタグラム運営にお困りのお店はグルカレに無料でご相談ください!

インスタグラムでお店のファンを増やし集客に活用するには、日々の運用状況をチェックし細かく改善をしていくことが重要です。

東京カレンダーが提供する「グルカレ by東京カレンダー」では、インスタグラムの毎日の運用状況を無料で簡単にチェックできるツールを飲食店に提供していますので、インスタグラムを活用したい飲食店のみなさんは、ぜひ、グルカレに店舗情報をご登録のうえツールをご活用ください。
※ 店舗登録やインスタグラムのマーケティングツールは、いずれも無料です。

また「インスタグラムの運営を始めたけど、なかなか数字が伸びない…」というお悩みや「東京カレンダーの読者やファンにお店の魅力を届けたい!」というご要望があった際には、東京カレンダーのメディアやサービスを活用したPRも行えますので、ぜひお気軽にお問い合わせください!

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この記事の著者

東京カレンダー編集部

ビジネスシーンでも遊びでも東京の最先端トレンドを謳歌している一流の大人たちに向けた「より豊かで艶やかな人生」を送るためのグルメ&ライフスタイル誌「東京カレンダー」を発行。

  • ※ 本記事はグルカレに掲載されている情報や店舗が公開する情報、および当社にて取材を行った際の情報を元に料理名・予算等の情報を掲載しております。営業時間やメニュー等の内容に変更が生じる可能性があるため、最新の情報はお店のSNSやホームページ等で事前にご確認をお願いします。