インスタグラムは無料で使えて、写真や動画で自店の魅力を伝えやすい
飲食店にとってインスタグラムは、写真や動画で自店の魅力を伝えて認知拡大や集客、ファン化へとつなげやすいSNSです。
インスタグラムの他にも利用者の多いSNSは複数ありますが、総務省が発表している「主なソーシャルメディア系サービス/アプリ等の利用率」で、利用者の比率を知ることができます。

【令和4年度】主なソーシャルメディア系サービス/アプリ等の利用率(全世代)
「主なソーシャルメディア系サービス/アプリ等の利用率」:
https://www.soumu.go.jp/main_content/000887588.pdfここからわかる通り、日本のSNS利用率ランキング1位は「LINE」、ついで「YouTube」、「インスタグラム」、「X(旧Twitter)」、「Facebook」、「TikTok」の順となっています。
年代別に推移を見ていくと、X(旧Twitter) は全年代では横ばい。ユーザーの層としては、20代で78.8%と高い利用率となっていました。 Facebookの利用率は、全年代で減少し、インスタグラムの利用率は、全年代で一貫して増加していました。
それぞれ特徴を持つSNSですが、インスタグラムはビジュアルがメインのSNSなので飲食店との相性がよいと言われています。
実際に、飲食店ドットコムが調査した「目的別に最も効果を得られたと感じるSNS」の調査では、集客・認知拡大・販促面に関しては「Instagram」が最も多く、48.3%との結果がでています。
「目的別に最も効果を得られたと感じるSNS」:
https://www.inshokuten.com/research/magazine/article/71?ref=foodistインスタグラムを上手に活用できれば店舗への集客も可能なため、
飲食店のインスタグラム活用は益々重要になってくることがわかります。
インスタグラムで集客するメリット
飲食店がインスタグラムを使って集客する場合、いくつかのメリットがあります。
インスタグラムを運用するための時間的コストは発生しますが、飲食店にとってはコストを上回るメリットが考えられますので、それらを詳しくご紹介します。
無料で始められる
お店の宣伝をする場合、広告やチラシ、看板などを使って費用をかけるのがこれまでのやり方でした。
しかし、インスタグラムは無料でアカウントを作れるため費用が一切かかりません。運用も自分たちで行えば広告費をかけることなくお店の認知拡大をしていくことが可能です。
効果的な運用ができれば、費用を一切かけることなくお店の宣伝をできるのが大きなメリットといえます。
ユーザーと直接コミュニケーションをとることができる
インスタグラムには、投稿へのコメントやDM機能があるため、ユーザーと直接コミュニケーションをとることができます。
これまでの広告のほとんどは、お店側から顧客への一方的なコミュニケーションでしたが、インスタグラムであれば相互のコミュニケーションが可能です。
直接コミュニケーションをとることで、個別での丁寧な対応ができる上、ユーザー側にとっては親近感が増しリピーターになる可能性が高まったり、口コミでの拡散が期待できるようになります。
リアルな写真やコメントで、検索から来店へと繋げやすい
この数年でインスタグラムは「映え」のSNSから情報収集や趣味の合うユーザー同士のコミュニケーションツールとしての役割を強めています。
特に若い世代にとっては、Googleで検索するよりもインスタグラムのハッシュタグ検索や発見タブ、マップ検索の方を使うようになっていると言われています。
インスタグラムで検索すると、多くのユーザーが撮った写真とリアルなコメントを見ることができるため信頼度が高いとされています。
インスタグラム上の情報が多いほど「魅力的な店」と認知されるため、実際の来店へと繋げやすいというメリットもあります。
インスタグラムで集客するためのアカウント設定方法
インスタグラムを使って集客するためには、アカウントを設定する際におさえておくべきポイントがいくつかあります。
そのポイントを詳しくご紹介します。
名前にはアルファベットと日本語の両方を入れる
インスタグラムでは「ユーザーネーム」と「名前」を設定できます。
「ユーザーネーム」はアルファベットのみ使用可、「名前」はアルファベットと日本語のどちらも使用可となっています。
「名前」では、正式な店名がアルファベット表記の場合は、カタカナ名も記載しておくと検索で見つけてもらいやすくなります。
また、料理のジャンルも入れておくと、さらに見つけてもらいやすくなります。
(例):ビストロ東京カレンダー(Tokyocalendar)
名前にエリア名を入れる
お店のあるエリア名を入れると、エリア名で検索された時に見つけてもらいやすくなるので、エリア名も入れましょう。
(例):ビストロ東京カレンダー(Tokyocalendar)渋谷店
アイコン画像はロゴを使う
アイコンは、アカウントの印象を決定する要素といってもいいくらい重要です。
飲食店の場合アイコン画像は、お店のロゴを使用しましょう。
もしロゴデータがなければお店の内観や外観、料理写真などを使用するかもしれませんが、そのような写真だとアイコンが小さく表示された際に認識しづらく、あなたのお店らしさが伝わりにくくなるため、なるべくロゴを使用することをおすすめします。
また、名前と同様にX(旧Twitter)やTikTok、Facebookなどのインスタグラム以外のSNSもすべて同じアイコンで統一して、一貫性を持たせましょう。
自己紹介文は簡潔に読みやすくまとめる
インスタグラムのユーザーは、フォローする前に必ずといっていいほどアカウントのプロフィールを確認します。
たまたま目にとまった写真に惹かれても、その1枚の写真だけでは判断せず、プロフィールに書かれている内容や過去の投稿を見た後にフォローする・しないを判断します。
そのためプロフィール文は、あなたのアカウントにはじめて訪れた人が読むことを想定して簡潔にわかりやすく書きましょう。
集客するためのインスタグラム運用のコツ
インスタグラムで集客するためには、日々の運用面でもいくつかのポイントをおさえておきましょう。
ここでは4つのポイントをご紹介していきます。
プロアカウントに変更する
インスタグラムでより多くのフォロワーを獲得するために、プロアカウントに切り替えましょう。
プロアカウントに切り替えると、どんな投稿がフォロワーから高い評価を得られるかなど、投稿内容を改善するためのヒントをたくさん得られるようになります。
インスタグラムのプロアカウントにはビジネスアカウントとクリエイターアカウントのいずれかに設定できますので、どのようなアカウントかによって選びましょう。
ビジネスアカウントの場合は投稿につけられる楽曲の数が限られています。クリエイターアカウントでは使用できる楽曲がビジネスアカウントでは使用できない場合が多く発生するため、投稿の音楽にもこだわりたい場合はクリエイターアカウントがおすすめです。
ビジネスアカウントにすると「料理を注文」「予約する」「席を予約する」といった店舗向けのアクションボタンを設置することができます。
プロアカウントへの切り替え方法はこちら!
飲食店の方におすすめ!お店のインスタグラムでフォロワーを増やす方法
投稿するコンテンツに一貫性を持たせる
フォロワー外のユーザーが、フィードや発見タブに表示されたあなたの投稿を見て、あなたのプロフィールを見に来たとします。
その際に、フォローする・しないの判断に大きく関わるのが「投稿写真に一貫性があること」と「プロフィール文に書かれている内容」です。
たまたま目に入ったあなたの投稿を見たユーザーは、「この人をフォローしたら、今後自分のフィードにどんな写真が表示されるようになるのか」という視点であなたの過去の投稿を見ます。
その際に、投稿写真に一貫性があれば今後も同じような写真を見ることができるという安心感と期待が持てるため、フォローしやすくなります。
逆に一貫性がないと期待も安心もできないため、すぐにフォローするのはやめておこうという判断に傾きがちです。
そのため、投稿写真には一貫性を持たせて、あなたのアカウントの世界観がきちんと表現されていることが重要です。
フィルターによってスタイリッシュな雰囲気をだしたり、温かみを強調できたりするので、あなたの個性を表現できるフィルターを選びましょう。
毎回同じフィルターを使うことで、投稿に統一感が出せてより魅力的なアカウントとして見てもらいやすくなります。
投稿画面の赤枠内から、好みのテイストに合うフィルターを選びましょう。
ユーザーがアクティブな時間を狙って投稿する
インスタグラムでは、投稿してすぐにいいねやコメントなどの反応があったコンテンツを質の高いコンテンツと判断します。
そのため多くのユーザーがインスタグラムを利用する時間帯を狙ってコンテンツを投稿するようにしましょう。
多くの調査によると、一般的に以下の時間帯がアクティブな時間帯と言われています。
平日の午前7時~9時、午後12時~1時、午後8時~10時
それぞれの時間帯について詳しく説明します。
- 午前7時~9時
寝起きのベッドの中や、通勤・通学中にSNSをチェックする人が多いためアクティブになる時間帯。
SNSをゆっくり見るというよりも、さっとチェックする人が多いことが考えられます。
- 午後12時~1時
お昼休憩で昼食を食べながらSNSをチェックする人が増える時間帯。
限られた時間内に昼食や友人・同僚との会話を楽しんだりするので、朝の時間帯と同様にSNSをゆっくり見ている人はそんなに多くないことが考えられます。
- 午後8時~10時
1日の用事を済ませ、一番ゆっくりSNSなどのコンテンツに触れる時間帯。
時間に余裕があり、SNSをゆっくり見て反応も得られやすい時間と言われています。
総務省が発表している、令和3年の時間帯別インターネット利用率の調査結果でも平日は上記と同じ時間帯の午前7時台、午後12時台、午後8時~10時台に利用のピークがきているので、インスタグラムに限らずインターネットコンテンツに触れる人が多い時間帯であることがわかります。
出所:
令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書
フォロワーと積極的にコミュニケーションをとる
インスタグラムでフォロワーを増やすためには、質の高いコンテンツを投稿するだけでなく、フォロワーとの積極的コミュニケ―ションが欠かせません。
フォロワーからコメントをもらったらできるだけ早く返信しましょう。
そうるすことで、フォロワーは自分の意見が大切にされていると感じエンゲージメントが高まります。
また、返信は定型文のようなものではなくそれぞれのコメントに対して具体的で丁寧な文章にしましょう。
「ありがとう」だけでなく、具体的な内容に触れて返信することで、より深いコミュニケーションが生まれ、お店のファンになってくれる可能性が高まります。
投稿のキャプションに質問を入れることで、フォロワーのコメントを促すことができます。
また、ストーリーズのアンケート機能や質問機能を活用し、フォロワーからの意見やフィードバックを積極的に集めることも効果が期待できます。
フォロワーがシェアしたくなるような面白いコンテンツや役立つ情報をストーリーズに投稿するのもおすすめです。
インスタグラム運営にお困りのお店はグルカレに無料でご相談ください!
インスタグラムでお店のファンを増やし集客に活用するには、日々の運用状況をチェックし細かく改善をしていくことが重要です。
東京カレンダーが提供する「グルカレ by東京カレンダー」では、インスタグラムの毎日の運用状況を無料で簡単にチェックできるツールを飲食店に提供していますので、インスタグラムを活用したい飲食店のみなさんは、ぜひ、グルカレに店舗情報をご登録のうえツールをご活用ください。
※ 店舗登録やインスタグラムのマーケティングツールは、いずれも無料です。
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